[ERATO] D.J.ベイカー(ms) R.レッパード指揮スコットランド室内o./モーツァルト:コンサート・アリア集
商品コード: 1072-019t
商品詳細:英国の著名なメゾ・ソプラノ歌手ジャネット・ベイカー(1933-)。ハートフィールド生まれ。1956年、キャスリーン・フェリアー賞を受賞。1966年、グラインドボーン音楽祭で「ディドとエネアス」のディドを歌い、絶賛を博す。バロックを初め、モーツァルト、ワーグナー、R.シュトラウス、ブリテンなどのオペラで活躍する一方、バッハのロ短調ミサのような宗教曲や、スカルラッティからマーラーにいたる歌曲などのコンサート歌手としても卓越した才能を発揮した。温かみのある美声と正確な歌唱は高く評価されており、真摯な学研的姿勢はそのレパートリーの広さにも表れている。これは彼女の初のモーツァルト・コンサート・アリア集。1984年になってのデジタル録音だが、歌もの好きのモーツァルティアンにとっては珍品だろう。メゾ・ソプラノ歌手がソプラノのためのコンサートアリアを録音というのもあまりない。コンサートアリアに分類されるアリアなどが5曲、オペラ・アリア1曲、モテット1曲の計7曲。ベイカーの声は当然通常のメゾなので今まで普通に聴いたコンサートアリアよりかなり低い声に感じられる。しかし聴き進むうちに高さに慣れると今度はベイカーの正確な音程や豊かな表情に関心が移ることになる。音域を超えた試みは成功したといえる。それが彼女のうまさ故の結果で二流歌手がやると悲惨な結果にることは言うまでもない。