[PHILIPS] I.ストラヴィンスキー指揮クリーヴランドo. M.シモンズ(s) 他/ストラヴィンスキー:バレエ音楽より
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3,000円 税抜

商品コード: 1080-032
商品詳細: I.ストラヴィンスキー自身によるバレエ音楽「プルチネッラ」の録音は2回ありこれは最初のクリーヴランドでのモノラル初回録音。本来のバレエ音楽版では声楽入りの全18曲からなる作品で録音は限られる。通常は声楽を外した組曲(1942年版/1947年版)がLP1枚に収められる。曲名の副題に「ペルゴレージによる」との記述が付くのは現在ではヴァイオリンとピアノのための組曲に限られる。しかしこの録音は声楽を含んだ5曲になっており、ストラヴィンスキーはできるだけ原曲であるバレエ音楽「プルチネッラ」の雰囲気を伝えるために声楽入りの圧縮版を用意したのではないかと思われる。尚2回目の録音はステレオで1965年に行われている。当時この曲は全てがペルゴレージ作と考えられていたが、その後の音楽研究により、他の作曲家(具体的にはドメニコ・ガロ、ウニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール、アレッサンドロ・パリゾッティ、カルロ・イニャツィオ・モンツァ(英語版)、フォルトゥナート・ケッレリ)によるものも含まれていることが判明している。ストラヴィンスキーはこれらの原曲を素材としながらも、リズムや和声は近代的なものを取り入れた独自のスタイルに作り替え、ディアギレフの意向は無視して、ハープ・打楽器はおろか、クラリネットさえ含まない合奏協奏曲風の小編成の作品とした。ストラヴィンスキーの「作曲」は、1920年4月にかけて、スイスのモルジュで行われた。 ディアギレフは完成した作品が要望通りでなかったために驚愕したがこれを了承し、大編成管弦楽を前提にしていたマシーン(依頼者に一人)の振り付けは音楽に合わせたコンパクトなものに作りかえられた。