[His Master's Voice] J.ハモンド(s) W.ジュスキント指揮フィルハーモニアo. cho./イタリア・チェコ・ロシアのオペラ・アリア集/プッチーニ, ジョルダーノ, スメタナ 他
商品コード: 1084-024
商品詳細:日本では無名に近いソプラノ歌手ジョアン・ハモンド(1912-1996)はニュージーランドのクライストチャーチで生まれた。彼女はシドニーのニューサウスウェールズ州立音楽院でバイオリンと歌を学び、1936年にウィーンで歌を学ぶ前にシドニー・フィルハーモニー管弦楽団で3年間バイオリンを弾いた。1936年ロンドンに留学。1940年代後半から英国でも人気が高まりSPでの録音も相次いだ。1965年に病気で引退するまで非常に多くの録音を行った。特にSPと45回転ドーナツ盤は驚異的なセールスを記録している。1965年7月30日にウィンザー城のセントジョージ礼拝堂で最後の公演を行い、王室の許可を与えられた最初の女性であった。英語圏のソプラノ歌手としては異例の美声の持ち主であった。活躍が後10年続けば多くの輝かしいリーダーアルバムが録音されたに違いない。引退が早かったため良い録音が少ない。これはその数少ない録音の一つ。HMVがビクトリア・デ・ロス・アンヘレスに肩入れしたのも理由の一つだろう。最盛期は1950年以前だったことは確かである。ソプラノ好きには是非とも知って欲しい類まれな才能と声を持った歌手だった。