商品詳細：シュザンヌ・ダンコ(1911-2008)はベルギー・ブリュセル生まれのソプラノ歌手。生地の音楽院で学び、さらにプラハでフェルナンド・カルピに師事。1941年ジェノヴァでオペラデビュー、エディンバラ音楽祭、エクサン・プロバンス音楽祭等でモーツァルト諸役を歌いモーツァルト歌手として好評を得る。他にドビュッシー、ラヴェルらの歌曲にも優れ、後年にはアルト歌手として舞台に立ち、キージ音楽院の教授として後進の指導にあたる。DECCAのLP最初期から録音を行い、殆どが10"発売という特徴がある歌手。E.クライバー指揮の名演「フィガロに結婚」にも参加、H.ギューデンと並ぶDECCAの人気ソプラノだった。ギューデンより更にチャーミングな美声で当時大きな人気を博した。ダンコにイアリア・オペラのイメージはない。それほどイアリア・オペラの録音はなかった。今回初入荷の古いLXT番号でダンコがしっかりヴェルディも1曲含むオペラ・アリア集を録音していたことが分かった。しかも珍しい12"である。ファンならば見過ごすわけにはいかないだろう。A面3曲、B面3曲の6曲。歌曲で素晴らしい声を聴かせた彼女のアリアのなんと素晴らしき事。唯一無二の美声で聴くオーケストラバックのフルスケールの歌は宝物に違いない。この盤が入荷するまで存在すら知らなかった!12"でタップリ楽しめる。なおダンコはT.ジョンソン指揮/シンシナティso.とベルリオーズ:夏の夜Op.7(全6曲)を録音している。