[Les Discophiles Français] L.クラウス(pf) P.ピエルロ(ob) J.ランスロ, F.エティエンヌ(cl) P.パスキエ(va) 他/モーツァルト:Pf・木管のための五重奏, アダージョとロンド, Clトリオ
商品コード: 1092-022
商品詳細:多くの方が知ってはいるけれどオリジナル盤は見たことがないとおっしゃるL.クラウス他のモーツァルトK.452他。当社でも過去24年間に1度入荷があっただけの超希少・ギガレア盤である。然も盤質は7ではなかった。Les Discophiles Françaisのオリジナル盤ならば致し方ないところだろう。このK.452はモーツァルト自身も作曲時点で「これまでの作品の中で、この曲を最高のものだと思います」と父親当ての手紙に書いている。あまり自画自賛しないモーツァルト作品にあって例外的な曲。後にベートーヴェンが同様の作品を作曲し、その2曲がカップリングされることが多い。しかしB面のベートーヴェンは聴かなくなることが多いのでは。それだけ優れた作品であリ、ベートーヴェン以降作曲すらされなくなった。それだけ創作が難しい曲なのだろう。K.452が歴史上飛び抜けて良いと言える。さて録音は多く選択肢に困らない曲であるが誰もが欲しい録音は当録音だろう。逆にいえばDF 164があれば他はおまけ程度ということになる。この録音は曲と同様にずば抜けた演奏で知られる。ピアノはモーツァルトのソナタ全集のトップに君臨するリリー・クラウス。木管群は1950年代フランスのトップランクの木管奏者たちである。然もB面にはクラリネット・トリオ(ケーゲルシュタット・トリオ)K.498が入る。K.498のピアノはリリー・クラウスだがクラリネットはK.452とは異なるF.エテイエンヌが担当。エテイエンヌは有名なDF録音のK.581でもクラリネットを担当したフランス史上最強の奏者である。ちなみにK.452のクラリネットはジャック・ランスロが担当。彼を含めフランス2強と言ってよいだろう。3曲目の アダージョとロンドではグラス・ハーモニカ部分をリリー・クラウスがピアノで担当、弦はパスキエ兄弟が参加というこれもまた最強メンバー登場である。1960年代以降の録音からは感じられなくなるアロマにあふれた演奏である。天上の音楽とはこういうものに違いないと連想させる夢見心地の音楽が鳴っている。だから高いのだ。きっと価格は納得していただけると思える内容である。