[DECCA] E.ブラベッツ(vc) F.ホレチェック(pf)/ショスタコーヴィチ:Vcソナタ
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商品コード: 1094-003
商品詳細: エマニュエル・ブラベッツ(1909-1998)はウィーン生まれのチェリスト。ブラベッツはウィーンフィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者であり、1955年からリヒャルト・クロイチャックの後任としてバリリカルテットのメンバーだった。1959年バリリの故障によりウィーン・フルハーモニーQt.に改名して引き継がれた。ブラベッツはこの四重奏団が解散する1971年まで活動を続けたと思われる。弦楽四重奏団所属のチェリストというのはよほど有能でない限り団体以外での録音はないのが通常。しかしブラベッツはこの時代に10"で録音があるということはDECCAによほど見込まれたチェリストだったのだろう。しかしこの後、自身がリーダーとなるような録音はないようだ。ショスタコーヴィチのチェロ・ソナタは1934年に1曲だけ作曲され、初演は同年の12月25日にレニングラード音楽院小ホールでクバツキーのチェロとショスタコーヴィチのピアノによって行なわれた。初演時のチェロ奏者ヴィクトル・ルヴォヴィチ・クバツキーの助言により作曲されたため、クバツキーに献呈された。意外なまでの旋律性に満ちている。20世紀のチェロ作品の代表的な名作のひとつと考えられ、悲劇性とパロディと抒情性が渾然一体となっていることが窺える。古典的な構成と現代的な感覚が融合し、ショスタコーヴィチならではの暗い情感を漂わせた歌がチェロによって奏でられるとWIKIに出ていた。4つの楽章から成り、第2楽章は印象的な箇所が多い。現代のチェリストの重要なレパートリーとなっている。また、冒頭の美しい旋律をはじめ、フラジオレットのグリッサンドによるアルペッジョという珍しい奏法が面白い効果を挙げている。1957年のロストロポーヴィチ盤を押す旨が多いがこれがLPでの初録音と思われる。ウィーンの名手だけに1曲1枚の決定盤で問題ないと思える。