[TELEFUNKEN] C.フェラス(vn) L.ルートヴィヒ指揮 J.カイルベルト指揮 エンドレスQt./ベートーヴェン:Vnと管弦楽のためのロマンス2番, モーツァルト:管弦楽のためのセレナーデ13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」, ハイドン:SQ77番「皇帝」
商品コード: 1115-016n
商品詳細:このLPはオリジナルではなく3つの異なる録音を集めた企画盤。カイルベルト/バンベルクの「アイネ・クライネ」も重要な録音だがメインとなるのはクリスチャン・フェラスのベートーヴェン:「ロマンス2番」で指揮はL.ルートヴィヒ/ハンブルクpo.である。この録音は当初7インチUV 114(ロマンス1番Op.40+ロマンス1番Op.50)で初リリースされ、英国TELEFUNKEN:TM 68043で10"化された以外30㎝LPの入荷はなかった。なぜならクリスチャン・フェラスのTELEFUNKEN録音は僅かしかなく、12"化するにはカップリングする音源がないからである。過去25年間の入荷記録で見る限り12"で1960年代に登場するのはこのLPのみである。ロマンス1番Op.40が収録されていないのが残念だが12"はこれしか無いのが現状である。フェラスは当初DECCAに籍が在ったが1960年代後期に相棒のバルビゼとともにDGGに移籍した。TELEFUNKENはDECCAとの提携関係の中で行われた録音だろう。数えるほどしかない。A面の終わり1/3程の短いトラックだがこの珍しい録音が12"で聴けるのはありがたい。実際10"は殆ど幻に近い盤でもう20年以上見ていない。当時のモノラル録音で音質も良く、またフェラスの黄金期でもあるモノラル期の録音を安価に聴ける良い機会。B面はエンドレスQt.のハイドン「皇帝」四重奏。こちらはやはり1曲入りの10"・TW 30058で発売された希少録音で12"化されたのはこの番号が最初である。エンドレスQtも極僅かなTELEFUNKEN録音があるのみ。室内楽ファンの方にはB面も大いに興味を引くところだろう。B面全て使っているので再版とは言え、まずまずの音質。結局このLPはA面トップのカイルべルト/バンベルクの「アイネ・クライネ」が最もおまけ的録音となってしまった面白い企画盤!
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