[DECCA] I.ブラウン(vn)指揮アカデミー室内o./モーツァルト:Vn協奏曲3, 4番
商品コード: 1131-026
商品詳細:アイオナ・ブラウン(1941- 2004)は日本でも有名な女流ヴァイオリン奏者・指揮者。英国ソールズベリーの出身。クランボーン・チェイス・スクールに通いながらヒュー・マグワイアにヴァイオリンの個人レッスンを受ける。また、国外にも留学してカルロ・ファン・ネステやヘンリク・シェリングの指導を受けた。1963年から1966年までフィルハーモニア管弦楽団にヴァイオリン奏者として在籍する。1964年からアカデミー室内管弦楽団に参加し、コンサートミストレスを務めた。1974年には同楽団のリーダー兼指揮者となった。1980年にアカデミー室内管弦楽団の座を退き、ノルウェー室内管弦楽団、ロサンジェルス室内管弦楽団、1988年から1992年まで同楽団の音楽監督を兼任した。その他、セントルイス交響楽団、ワシントン・ナショナル交響楽団、シュトゥットガルト室内管弦楽団、バーミンガム市交響楽団にも指揮者として客演している。2004年生地にて癌のため63歳で死去した。何といってもアカデミー室内管弦楽団の創設者であるネヴィル・マリナーが1978年に音楽監督を退く際に指名したのがアイオナ・ブラウンで周囲を驚かせた。アカデミー室内管弦楽団の第2代目音楽監督となり2度目の黄金期を迎えた。ブラウンは亡くなるまで責務を全うしたが、1980年からケネス・シリトーに補佐を依頼し、2000年まで音楽監督を務めたがブラウンが亡くなった後はパッとしない。マリナー時代にはなかった弾き振りで録音を行い、日本で多くのファンを獲得した。ブラウンのソロは1960年代の有名女流奏者に匹敵する実力を備えており、知的で節度のある表現力が魅力。ヴァイオリンがある意味弱かったアカデミー室内管弦楽団を支えた演奏家である。1990年代より体調の関係でヴァイオリン演奏から指揮者へ比重を移した。指揮者としての才能も見逃せない。ブラウンのモーツァルトは彼女のタレント性を最も語る録音の一つだろう。これはプレスが少なかったようで古い録音ではないが希少といえる。
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