[Les Discophiles Français] M.エウィッツ指揮モーリス・エウィッツ室内o./モーツァルト:交響曲第33, 32, 34番, 交響曲「序曲パリジェンヌ」
商品コード: 1136-024p
商品詳細:フランスで最も早い時期に録音されたモーツァルトの交響曲32-34番だろう。交響曲2番と記載がある曲は現在では「序曲パリジェンヌ」K.311Aであり通し番号なし調性不明の交響曲Anh.8・旧K.311A(第6版)として扱われている。そのため当社の表記は交響曲「序曲パリジェンヌ」K.311A(Anh.8)とした。海外を含め大半の中古LP業者はジャケットに表記された通りの表示をするが1950-60年代の曲名は現在と整合しないものが多く、調べるにも大変な手間がかかるので現代の呼び方に修正しないことが殆どである。当社では25年前~現在通用する曲名に変更しているが、もし片手落ちがあったらご連絡いただければ修正を行い、より精度の高い表記になる用努力します。さてモーリス・エウィッツは、カペーQt.の第2Vnだった人。後に指揮者となり、DFレーベルにいくらかの録音がある。このLP最初期に、彼が残した録音は、当時としては画期的と言える程の現代感覚を持ったスタイルであり、40、41番が入ったDF 64が最も有名だろう。この4曲入りDF 88は中でも大変プレスが少ないレアタイトル。今の耳にも新鮮に響く素晴しい演奏だ。バランスが大変優れていて、テンポ感といい、アクセントといい、センスの良さはピカ一。勿論重厚であるが軽快さもありリステンパルトと一脈通じるところがある。1950年代初~中期にこれだけのリズミカルで軽妙な演奏があったことに驚きを隠せない。1950年代にDECCAにも凄れた録音はあったがこちらにはDECCA陣営が出すことが出来なったフランスの香りがしっかりと漂う。フランス人による演奏と録音・マスタリングなどオール・フレンチで賄って初めてできる技だといえる。モーリス・エウィッツ (1884-1971)を単に古臭い前時代的な指揮者と思っている方はここでその誤ったイメージを修正していただきたい。未だモーリス・エウィットとしている業者が全てだがフランス人はエウィッツと発音するので当社ではモーリス・エウィッツと統一する。
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