[La Voix De Son Maître] W.フルトヴェングラー指揮バイロイト祝祭o.cho. E.シュヴァルツコプフ(s)/ ベートーヴェン:交響曲9番Op.125「合唱」
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商品コード: 1165-052
商品詳細: フルトヴェングラーのバイロイトは各国から出ているが、仏FALPは最もプレスが多かったため安価。これに比べ独WALP、英ALPは数倍の価格だが、内容が数倍優れているという訳ではない。仏の箱には五線譜箱と松明箱の2種がある。五線譜箱が初出だが、状態の良いものが少ない。音質は英、独より押しが強く、一言で言うと強のフランス盤。これぞ世界中で最も有名なベートーヴェン第9といって間違いはないだろう。モノラル録音が今もって普通にありがたがられる稀有な例だろう。この録音は1951年第2次大戦後初めてバイロイト音楽祭が再開された際の記念演奏会の演奏だがらである。ワーグナーを演奏する目的で開催されるバイロイト音楽祭で異例にもベートーヴェンが演奏され喝采を浴びたとなれば注目しないわけにはならない。運営はワーグナーの血族によって行なわれ、ワーグナー作品しか上演しない規則があったからである。。バイロイトの第9はHis Master's Voiceのプロデューサーであるウォルター・レッグが自ら行っている。ウォルター・レッグはHis Master's Voiceでフルトヴェングラー指揮ウィーンpo.によるベートーヴェン交響曲全集を企画していて1954年フルトヴェングラーが急逝した時点で2,8,9番の3曲の録音がまだ終っていなかった。困ったウォルター・レッグは保存テープから1948年ストックホルムpo.を客演したテープを見つけ、2番も1948年ウィーンpo.とのテープを探し当てた、時すでに1979年になっていていた。では第9の最新録音は1954年ルツェルン音楽祭でのフィルハーモニアo.のテープが存在したがソプラノのシュヴァルツコプフがOKを出さなかった。そこで1951年自信がプロデュースした1951年のバイロイトを使い何とか交響曲全集を完成させたのである。ウォルター・レッグにとって1951年のバイロイトは指して重要ではなかったらしい。しかしその後世界中でて持て囃されるとは夢にも思っていなかったという。この録音は幸いにも1950年代~各国でLP化されていて交響曲全集とは無関係に人気が高かったLPである。ライヴらしい会場ノイズは極めて小さいが各社各様の音質も持ち、フルトヴェングラーファンには聴き比べも楽しめる歴史的名演とされている。実際なかなか1954年ルツェルン音楽祭を上回る素晴らしい音質で残されている。どの盤が良いなどの話題が尽きない名演としてこれからも人気を保つことは間違いないと思われる。
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