[COLUMBIA] H.v.カラヤン指揮フィルハーモニアo. / 管弦楽曲集/チャイコフスキー:1812年序曲, シベリウス:悲しいワルツ, リスト, ベルリオーズ, ウェーバー
商品コード: 1169-024
商品詳細:1959年33CX 1571/SAX 2302で発売、仏ではFCX 824/SAXF 160。モノラルが劣っているのかと言えばまったくそんな事はない。冒頭の1812年序曲でもオケがグングンと押し出してくる。これはモノラルとしても大変良い録音。オケのフォルテも本当にモノラルか?と思う程のダイナミズムを感じるこのLP。有名な管弦楽曲ばかりが入る、特に最後のウェーバー「舞踏への誘い」は録音も少なく、なかなかの聴きもの。カラヤンらしさが功を奏した秀演。SAX 2302はレア・高額!ステレオが存在する場合のモノラルには価値が無いと信じられている節があるが、それは20-25年程前に一部の業者がステレオを高額で販売する為に考えた宣伝文句であり、仮に真実が含まれているとしてもそれは英国盤にだけ当てはまる特殊なケースである。フランスでは1960年代後期までモノラルが主体であった。ステレオのプレスと両方出ている場合、圧倒的にモノラルの方が多い。何故か、モノラルは音が濃い為、安価な針でも簡単に高音質が再生出来たからである。一部の高級オーディオ装置を所有するファンの為にステレオも製造したが主体ではなかった。人は数が少ないものに価値を見出すがフランス盤に於いてはモノラルが優位である。フランス人は特殊な音に価値を認めず優れた音楽(芸術)に対して価値を認める民族であった。その意識がレコード製造に反映している。カラヤンの管弦楽曲集、FCXで聴いてみればフランス人の感覚が理解できる。
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