[DGG] F.フリッチャイ指揮ベルリン放送so.(旧名RIASso.) / ストラヴィンスキー:春の祭典
商品コード: 1183-063p
商品詳細:「春の祭典」が理解し難い現代音楽であった時代にあって、マルケヴィチと並んで当時から積極的に取り上げていたフリッチャイ唯一のスタジオ録音。1954年である。これがDGGで最初のLP録音となった。1963年にカラヤンが取り上げるまで、DGG唯一の「春の祭典」音源だった。その後はタケノコのごとく続々と録音が続くことになる。因みにストラヴィンスキー本人と親交のあったマルケヴィチは1951年に録音している。フリッチャイは録音の前年1953年に既に「ペトルーシュカ」を録音しており、早い時期からストラヴィンスキーを取り上げていた事実には驚かされる。そして当時のDGGの録音もまたDECCAに負けない素晴らしい技術があった。1950年代初期のモノラルが実はDGG録音技術の一つの頂点だった気がする。この時期フリッチャイ自身も血気盛んで速足のテンポと機動力で自身が初代首席となったRIAso.をぐいぐいと引っ張ってゆく。そのエネルギーにDGGの古参指揮者は内心恐れていたのではあるまいか。彼が志半ばで不治の病に倒れたことに内心安堵したのは古参指揮者たちだったことは想像に難くない。録音はモノラルの1回だけ。
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