[QUALITON] P.ルカーチュ(va) J.フェレンチク指揮ハンガリー国立コンサートo. / バルトーク:Va協奏曲Op.Posth., ギュラ・ダーヴィド:Va協奏曲
商品コード: 1196-042
商品詳細:--Wikipedia--バルトーク作曲のヴィオラ協奏曲は名ヴィオラ奏者ウィリアム・プリムローズにより依頼されたバルトーク唯一のヴィオラ協奏曲である。しかしバルトークが草稿段階で他界してしまったため、ハンガリー出身の作曲家シェルイ・ティボールにより補筆・完成された。初演は依頼者のプリムローズによりなされている。現在でもほとんどこのシェルイによる補筆完成版で演奏されている。同様に未完成の遺作となった「ピアノ協奏曲第3番」がある。ヴィオラ協奏曲は未完ながら、ヴィオラ独奏部分はほとんど完成していたものの、オーケストレーションに関しては部分的な指示しか遺されておらず、シェルイの補筆作業は困難を極めた。ようやく初演がなされたのは作曲者の没後約4年を経た1949年のことであった。初演は1949年12月2日、ミネソタ大学において、ウィリアム・プリムローズのヴィオラ、 アンタル・ドラティ指揮ミネアポリス交響楽団による。--Wikipedia-- 現在では独奏ヴィオラ奏者には必須とも言える重要なレパートリーになっている。パール・ルカーチュ(1919-1981)はブダペスト生まれのハンガリーを代表するヴィオラ奏者であり、HUNGAROTON録音の重要な録音には多く登場する。フランツ・リスト音楽院でヴァイオリンを専攻していたが、ライオネル・ターティスによるビオラ演奏を聴いた後ヴィオラに変更。1936年に彼はハンガリー国立歌劇場o.のメンバーとなる。彼は1948年のジュネーブ国際音楽コンクールで入賞。後にフランツ・リスト音楽アカデミー初のヴィオラ科の教授となる。多くの録音をQUALITON/HUNGAROTONの残した。B面の作曲家ジュラ・ダーヴィド(1913-1977)はブダペスト出身リスト音楽院でコダーイ・ゾルターンに作曲を学ぶ。1940年から1943年までブダペスト市立オーケストラのヴィオラ奏者を務め、1945年から1949年まで国立劇場の指揮者を務めた。代表曲は1950年のヴィオラ協奏曲である。その他の作品には4つの交響曲、シンフォニエッタ、ヴァイオリン協奏曲、ホルン協奏曲、室内楽曲、合唱曲などがある。このヴィオラ協奏曲は世界初録音と思われる。タップリとヴィオラにメロディーを歌わせ、バルトーク作品よりメロディアスで聴きやすい。知られざる名曲。ヴィオラ好きには見逃せない1枚だろう。
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