[DECCA] P.ケイティン(pf) A.コリンズ指揮ロンドンso. / メンデルスゾーン:Pf協奏曲1番Op.25, Pf協奏曲2番Op.40
商品コード: 1209-025p
商品詳細:ピーター・ケイティン(1930- 2015)は英国ロンドンの生まれのピアニスト。当初はハーヴェイ・グレイスにピアノを師事したが、12歳で王立音楽院に入学を許され、ハロルド・クラクストンの教えを受けた。1943年から1944年までウェストミンスター寺院の合唱団にも所属した。1948年にはロンドンのウィグモア・ホールでデビューし、1958年には旧ソ連への演奏旅行を行った。1971年にはアメリカを演奏旅行している。2004年1月にウィグモア・ホールでコンサートを開いた後に演奏活動から引退した。1956年から1959年まで母校の王立音楽院の講師を務め、1978年から1984年までウェスタンオンタリオ大学で教えた。1992年から2001年まで王立音楽大学で教鞭を執る。2015年3月19日に死去。主にDECCAに1950年代前期頃から録音を始めている。カーゾンやカッチェンのように目立つ存在ではなかったが意外な程の録音を残した。しっかりした技巧を持ち、地味ながら堅実な演奏で曲の神髄に迫らんとした英国紳士的なピアニストである。ショパンを中心にロマン派までこなし、DECCAのピアノ部門の中核を担った。あまりテンポはいじらず中庸の美というものを知らしめたピアニストといえる。このメンデルスゾーンではコリンズの攻撃的なオケとは対称をなす、落ち着いたソロで曲を構成している。これがDECCAに於ける最初のメンデルスゾーン:Pf協奏曲録音だった。
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