[Ducretet Thomson] P.バドゥラ・スコダ(pf) H.シェルヘン指揮ウィーン歌劇場o. / ベートーヴェン:Pf協奏曲5番Op.73「皇帝」
商品コード: 1209-006
商品詳細:パウル・バドゥラ=スコダ( 1927 - 2019)は日本では名声の高い知られたピアニストであった。WESTMINSTERで看板ピアニストを務めていたことが大きい。「ウィーン三羽烏」のひとりとしてイェルク・デムスやフリードリヒ・グルダとともに忘れられることはないだろう。そのスコダもついに 2019年9月に亡くなった。相棒のデムスも同じ年の4月に亡くなったことは偶然とは思えない節がある。1945年からウィーン音楽院に学び、エトヴィン・フィッシャーの薫陶を受ける。1949年にヴィルヘルム・フルトヴェングラーやヘルベルト・フォン・カラヤンらといった著名な指揮者と共演する。1950年代には、米国と日本を訪れた。録音数は膨大で、200点以上に達するが、ウィーン古典派、とりわけモーツァルト、ベートーヴェン、シューベルトの専門家である。WESTMINSTERでは数人のピアニストと曲を分けて録音したが「皇帝」の録音に起用されたことは栄誉だろう。1951年に録音され1952年初リリースされた。日本でも窓口レーベルが変わるたびに繰り返し発売されたので何らかの形でこの録音を聴いた方は多いだろう。米国盤の音質は鮮烈であったが、日本人の耳が肥えるに従ってプレスを選択できようになるとフランス盤の音質の良さが浸透してくる。この有名な録音を最高ランクの音質で聴きたい・所有したいと考えるのが人の常だろう。このDucretet Thomson・10"盤こそその最終的な要求にこたえてくれるLPである。既に日本盤や再版盤で身動きが取れない方以外の方には是非Ducretet ThomsonプレスのWESTMINSTERシリーズを聴いていただきたい。鮮烈なクオリティはそのままにデリケートな音楽の機微を余すところなく再生してくれる盤である。どうせ聴くならより良い音質で聴きたいものである。世の中クオリティの高い品は通常高額である。しかしこの20年で金額はこなれて来た。今や2000年代に製造されたレプリカ盤が5000円を超える値段が当たり前となった。どうか1950年代プレスのオリジナルと何方に価値があるか考えていただきたい!
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