[La Voix De Son Maître] S.フランソワ(pf) / ショパン:ポロネーズ1~10番, アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズOp.22
商品コード: 1212-037
商品詳細:フランソワのポロネーズ集は2種ある。初回モノラル録音はFC 25028-9の10"バラ2枚(グレージャケ)。これは1969年ステレオ2回目録音。彼はこの録音の約1年後に若くして亡くなった。録音の予定が入っていたが、完結する事なく終わった。酒を愛したムラ気の多い芸術家肌のピアニスト。日本ではもちろん、フランスでも大変愛されている。初回モノラルの少々の堅苦しさはこれにはなく、自由奔放。まさにフランソワ節が炸裂したポロネーズ。フランソワ自身を聴く感じ。1970年代に入り、カラー切手ニッパーで単売されるがSCニッパー段なし小STEREOのオリジナルは箱ものしか存在しない。録音の翌年1970年10月22日46歳で亡くなった。心臓発作が原因で亡くなったそうだが多くは薬かアルコール中毒であると考えている。彼はナイトクラブの常連であり、こよなくジャズ、酒、たばこを愛して止まなかった人生を送った。演奏は興に乗ったときとそうでない時との差がかなりあったと伝えられる。それは、仕事の忙しさから空虚感を埋めるために通うナイトクラブのせいであるらしい。酒やたばこは結局彼の命を縮めることになってしまった。私生活も荒れたものだったらしい。自由を求め、芸術家魂を表現した数少ないピアニストとして今もって高い人気を誇る。故人には恐縮だが、フランソワ程、これらが似合う音楽家はいなかったと思う。多くのファンはそう感じているのではないだろうか。ドイツでは完全に無視され、ELECTROLAからただの1枚も発売されなかった。今では伝説のピアニストとなっている。
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