[MELODIYA] V.バーク(pf) / ブラームス:間奏曲Op.117-2, Op.118-1, Op.118-2, カプリッチョOp.116-3, 狂詩曲Op.79-1, シューマン, ショパン, スクリャービン
商品コード: 1214-029n
商品詳細:ウラディミール・バーク(1944-2007)はモスクワ生まれ。MELODIYAに6枚のLPを残す。彼の師はザーク。ネイガウス一派である。ヴィルサラーゼ、ティモフェーエワたちと同門。佐藤氏でもバークに関しての情報は少ない。ロシアのピアニストは別格と知ってはいるが、バークのような無名で'80年代の録音がこれでは、改めて別格どころか桁外れ。別世界という認識を新たにせざるを得ない。幻想的、夢見心地の世界。ショパンは'50年代を思わせる滲んだセピア色。魔術師?バークはあまり聴く名前ではないが聴いてみればただものではない音楽性と技巧を上手くバランスさせた一流のピアニストと理解されるだろう。ロシアンスクールには並外れた超人的技巧を持って名を馳せるピアニストが少なくないが、バークは彼の持つ音楽性が全面にあり、補完としての技巧を持つタイプで、高い音楽的な解釈は1960年にはなかった文学性を感じさせる独特の世界感を持っている。選曲の通り、技巧で聴かせるべき曲を避けている。これだけの腕前を持ったピアニストでもほとんど全面に出てこられないとはロシアン・スクールのレベルの高さと困難さを窺い知ることのできるLPの一つだろう。V.バークは全6枚:S10 04837/S10 10151/S10 2147/S10 24935/S10 28485/S10 28871
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