[Orphée] L.デカーヴ, J.ドワイヤン(pf) F.ウーブラドゥ指揮/ モーツァルト:管弦楽のためのディヴェルティメント7番K.205, 2台Pf協奏曲10番K.365
商品コード: 1217-009
商品詳細:「パリのモーツァルト」で1曲・ボーマルシェのロマンス「私はランドール」12の変奏曲 変ホ長調 K.354を入れているリュセット・デカーヴ(1906-1993)はパリ音楽院の教授にしてSP時代から録音のある超が付く大物女性ピアニスト。このような1960年代のモーツァルト録音が存在することは知られていない。あるいは最後の録音かもしれない。曲はソロ協奏曲ではなく2台ピアノ用の協奏曲10番。第2ピアノはERATOなどでも有名なジャン・ドワイヤンでWESTMINSTERなどの録音で人気のジネット・ドワイヤンでの兄にあたるピアニスト。フォーレの録音で知られる。指揮はやはり「パリのモーツァルト」の監修者であり指揮者のフェルナン・ウーブラドゥと、1956年の再来のような凄いメンバーでの録音だが殆ど知られていない。Orphéeというマイナーレーベルのせいだろう。デカーヴというだけでたいそうな驚きだがこの録音の完成度はさすがに高い。録音に関してはOrphéeの親会社であるPacificが責任を持ってやっているのですこぶる良い録音。今までK.365の良い録音に出会っていない方にはこれ以外はないだろう。モーツァルト的なテンポで部分的なすっ飛ばしなど1950年代的な気分を持ったままの素敵な演奏。ERATO発売のラヴェル:Pfトリオでデカーヴを知った方には全く異なるモーツァルト弾きの顔がここにある。なんという発見! ディヴェルティメントK.205はゆったりしたテンポのウーブラドゥ的世界。ステレオは特に希少!
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