[VOX] G.パウク(vn) P.フランクル(pf) / モーツァルト:Vnソナタ集1/K.296, 301~6, 376~8
商品コード: 1224-013
商品詳細:モノラル期から活躍するハンガリーのデュオであるパウク/フランクル。ヴァイオリン好きならVOX録音をご存知だろう。Vnのジョルジュ・パウクは、1936年ブダペスト生まれ。1961年ロンドンに渡り、シゲティ、Z.セーケイ、E.ザトレツキ等が築いたハンガリー学派の真の後継者として認知。ピアノのペーター・フランクルは1年後輩でハンガリー生まれ。彼もまた渡英。同郷の名デュオとして完成度と圧倒的な曲の解釈。静かなる嵐のような情熱は、他のデュオには真似の出来ない境地!二人がハンガリー時代から知り合いであったかは不明だが少なくともデュオとして録音を行ったのは1960年代初期のVOXが最初だったと思われる。その後このデュオは長い期間継続し、とうとう地元HUNGAROTONでの録音機会を得た。海外で成功して有名になったチームの凱旋録音で東欧レーベルには多いパターンである。モーツァルトは彼らの最初の出世作で、1963年にモノ/ステレオで発売されたVOX-BOX2巻計6枚で全曲発売された。しかしモーツァルトVnソナタは、長きにわたって冷淡な扱いを受けてきた。選択肢は米、仏の2種?初期盤ブームが起こった1980年代の初頭、ズスケ/オルベルツとの2大名演だったが、その後はズスケのみ人気が出た。ハンガリー出身のデュオは華やぎこそ他に譲るが、モーツァルト的心象風景の再現という点で優れ、決して忘れてはならない存在。ステレオは米プレスのみ? 今回はVOX初期盤ではないが1970年前後にPathéでプレスされVSMのカラー切手レーベルに相当するVOX Musicalisという後期レーベルのセットで紹介する。再版となるが音質の点では穏やかでVOX録音とは思えな滑らかな音質にはきっとご満足いただけると信じるプレスである。早ければよいとは限らないことを示したプレスである。然も米国にステレオテイクがあるのに敢えてモノラルで発売するあたりが音楽の国フランスらしい判断であり、流石と言いたくなる。安心できる滑らかな音で安心して身を任せられるPathéの音で聴く名デュオで聴くモーツァルトはいつでも大きな満足をくれるLPであると信じる。このVOX Musicalisレーベルは当社初入荷の希少プレスでVBX 46/47より極端に希少である。
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