[ERATO] ミュンヘン・プロ・アルテのソリスツ(K.レーデル(fl)O.ビュヒナー(vn)G.シュミット(va)W.シュネラー(vc)) / モーツァルト:Fl四重奏曲(4曲)/K.285, 285a, 285b, 298
商品コード: 1226-010
商品詳細:Fl四重奏もまた名演に恵まれた曲である。フランス大御所のソリストであり、指揮者でもあるK.レーデルの参加で、曲の格式がぐっと上がる。'50年代後期のモノラル録音。ほのかに香る時代の空気が何とも言えない味を醸し出す。この時代の録音のみが持つ、コクのようなものがある。バックはミュンヘンプロアルテo.の主席奏者達が務める。古き良き時代のひとコマを切り取ったような自然体の演奏。セピア色だ。重ねて、モノラルのみの発売!クルト・レーデル( 1918 - 2013)はドイツの指揮者、フルート奏者。レーデルは1945年までドイツ領であった生地のブレスラウ(現ポーランド領ウロツワフ)の音楽院で指揮、フルート、ヴァイオリン、作曲、音楽史を学び、1938年、20歳の時にマイニンゲン州立オーケストラの首席フルート奏者になった。同年、早くもザルツブルク・モーツァルテウム音楽大学で、教授職に就き、1941年にはミュンヘンのバイエルン国立オーケストラの首席に就任。1946年から1956年にかけて今日のデトモルト音楽大学の前身である北西音楽アカデミー教授としてフルートを教えた。彼の教え子にはカールハインツ・ツェラー、パウル・マイゼンがいる。1952年にミュンヘン・プロ・アルテ室内管弦楽団を創設、音楽監督を務めた。数多くのコンサートを行い、1960年代にエラート・レーベルにバッハやハイドン、モーツァルトを数多くレコーディングし、レコード賞を受賞している。また20年間にわたり、自ら創設したルルド音楽祭を率いると同時に、ヨーロッパの重要なオーケストラとも共演した。彼の活動に対して、レコード大賞、パリ・オペラ座オルフェウス賞、エジソン賞、ドイツ連邦一等功労十字章が授与されている。ここでは自身が創設したミュンヘンプロアルテo.のソリストと共に、単純にフルート奏者として室内楽録音に参加した珍しい例。よく練り上げられた音でモーツァルトの悦楽を運んでくれる。
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