[His Master's Voice ] M.リンパニー(pf) W.ジュスキント指揮フィルハーモニアo. / プロコフィエフ:Pf協奏曲1番Op.10, Pf協奏曲3番Op.26
商品コード: 1228-025
商品詳細:---Wikipedia--- モーラ・リンパニー(1915- 2005)は英国コーンウォル出身で本名はメアリ・ジョンストン(Mary Johnstone)。ロンドンの王立音楽アカデミーに入学する。12歳で演奏会デビューを果たす。このときから現在の名に変更した。リンパニーという苗字は、母親の旧姓(Limpenny)の綴りを変えたものである。ロンドンで、クララ・シューマン門下のマティルデ・ヴェルネに、ウィーンでパウル・ヴァインガルテンについて研鑽を重ねる。1938年にウィグモア・ホールでロンドン・デビューを果たし、1938年にブリュッセルのイザイ国際コンクールで2位に入賞。第二次世界大戦までのイギリスで最も人気のあるピアニストのひとりとなった。1940年にアラム・ハチャトゥリアンのピアノ協奏曲の英国初演を行う。1979年にチャールズ皇太子のため御前演奏を行い、同年CBEに、1992年にデイムに列せられた。デイムは男性の「ナイト」の女性版である。長年モナコやフランスに暮らし、フランスで臨終を迎えた。リンパニーはロシア音楽を愛しており、ハチャトゥリアンのほかにラフマニノフやプロコフィエフを好んで演奏した。---Wikipedia--- 優しいタッチと上品な表現を心情とするリンパニーのプロコフィエフはどうかと興味を持って聴いたがジェスキントのオケが上手く雰囲気を整えて柔らかく展開する素地を作るため、瞬発力の点で弱いリンパニーの柔らかい音色のソロがしっかりと効果的に感じる。ロシア勢の強靭なソロでなくとも英国紳士淑女のピアノでも十分纏まりのある美しい作品として感じることができる。ここまでプロコフィエフを上品に仕上げてしまうとまた別の次元のような曲になるから不思議である。オケとピアノが同じ方向を向いていればなかなか素晴らしいプロコフィエフが表れることを体験させてくれるLPである。プロコフィエフ本人が聴いたら驚くような美しさに仕上がっているのでは? リンパニーは意外にもロシア音楽を愛し、ハチャトゥリアン、ラフマニノフ、プロコフィエフを好んで演奏したという。
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