[PHILIPS] I.ヘブラー(pf) M.シュヴァルベ(vn) G.カッポーネ(va) O.ボルヴィツキー(vc) / モーツァルト:Pf四重奏曲1番K.478, Pf四重奏曲2番K.493
商品コード: 1233-014
商品詳細:ヘブラーのモーツァルト:ピアノ協奏曲全集は高い評価を得ており、多くのファンがいる、まさに古典派作品の申し子。音楽性においても奏法においても、決して枠から出ることのない完璧な演奏が持ち味のヘブラーは1964年~1973年までかかってピアノ協奏曲全集(1~4番はなし)を完成させたがその録音が終わる以前の1970年に室内楽の録音も行っている。ヘブラーはこのPf四重奏でも優しく端正なモーツァルトに出会わせてくれる。四重奏とのアンサンブルも見事な調和が図られている。Vnのシュヴァルベは1919年ポーランド生まれのユダヤ系ヴァイオリニストで1957年からカラヤンに招かれベルリンpo.のコンマスを長年務めた。使用楽器は、ストラディバリウス。1948年からジュネーヴ音楽院の教授を務めていた。弟子に服部譲二、安永徹などがいる。ジュスト・カッポーネ(va)も1919年イタリア・トリエステの生まれのヴィオラ奏者。トリエステ弦楽四重奏団のメンバーも兼ねた。ボベスクとともにDFにK.364を入れた名手。1958年から1984年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席ヴィオラ奏者を歴任。チェロのオトマール・ボルヴィツキーは1930年ハンブルク生まれのドイツ人。ベルンハルト・ギュンター、アルトゥール・トレスター、パウル・グリュンマーにチェロを師事。1956年から1993年までベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席チェロ奏者を務め、1972年にヘルベルト・フォン・カラヤンがカラヤン・アカデミーを創設した時には、チェロの講師として後進の指導も行った。また、「ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の12人のチェロ奏者たち」というチェロ・アンサンブルの創立メンバーにも名を連ねた。協奏曲の録音があるソリスト。ヘブラー以外はベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の首席奏者たちである。PHILIPSにこの時期ベルリン・フィルハーモニー~派生した奏者たちによる室内楽が多数録音された関係だろう。大物ソリストばかりで臨時的な編成としたよくまとまった秀奏。スリリングであり協調も感じられる優れた演奏。
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