[MELODIYA] A.リュビモフ, B.ベルマン(cemb) L.マルキス指揮室内o. / バッハ:2cemb協奏曲1~3番B.1060~1062
商品コード: 1247-040n
商品詳細:入荷の少ない希少盤。指揮者レヴ・マルキスは、スニトコフスキー(vn)/ヴィルサラーゼ(pf)ともバッハの協奏曲を録音している。それらは過去何度か入荷があった。それ以前1970-1年頃、Cembを用いてのバッハ2~4台協奏曲全6曲を2枚に録音。MELODIYAに1台協奏曲はシリーズ的録音が無い。2台協奏曲は他にリヒテル/ヴェデルニコフ/バルシャイ(pf版)があるのみ。Cembでの複Pf協奏曲唯一の全集であり、ソ連における近代バッハ解釈がよく理解される貴重な録音。アレクセイ・リュビモフは1944年ロシア生まれ。モスクワ音楽院でゲンリフ・ネイガウスとレフ・ナウモフに師事。シェーンベルクやシュトックハウゼン、ブーレーズ、リゲティなどの現代音楽作品のソ連初演を行なった。同時代の西側の音楽に関わったことはソ連当局から厳重な非難を招き、数年間、国外に出ることを妨害された。その間に古楽器への取り組みに専念する。ロシアにおける革新者である。彼は超古典又は近代音楽だけに専念する凝った音楽家で、このモーツァルトもハンマー・クラヴィアを使用する。MELODIYA最初のチェンバロでのバッハ・協奏曲にも参加。ロシアで最初の楽器に拘りを持った音楽家の一人である。但し楽器優先のピリオドスタイルとは全く異なる聴かせる演奏に拘る。楽器の長所と自身のスタイルをよく練り上げた美しい演奏。この人のLPには革新者としての顔と高い意識を持った音楽家の両方が車輪のようにバランスして聴くものを魅了する。
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