[COLUMBIA 他] G.シャーンドル(pf) A.ロジンスキ指揮ニューヨークpo. 他 / コレクターズ・シリーズ・「ジョルジ・シャーンドル」全9点9枚バラセット
商品コード: 1247-030p
商品詳細:フランス人コレクターが個人として40年に渡って収集した演奏家別のコレクションをそのまま「コレクターズ・シリーズ」としてセットで出すことにした。当社では初の試みとなる。長年かけた厖大な時間はお金には換算できない。また縁あって集まったコレクションを散逸させず後世に受け継ぐことも国を跨いだ文化継承になるだろう。レーベルは複数にまたがり、オリジナル盤だけとは限らない、また意に沿わない国の盤が混じることもある。それらをご承知の上でご検討いただけると幸いである。基本バラセットである。今回は「ジョルジ・シャーンドル」。ジョルジ・シャーンドル(1912-2005)はブダペスト生まれのピアニスト。リスト音楽院にてバルトークに4年間ピアノを、そしてコダーイに作曲を師事し、1930年にコンサート・ピアニストとしてデビュー。ヨーロッパ各国で広く演奏した後、1939年にカーネギー・ホールへのデビューを果たした。翌年、彼はアメリカに定住し市民権を取得。1945年頃米国COLUMBIAと契約し、1946年にはバルトークの遺されたピアノ協奏曲第3番と「ミクロコスモス」の世界初演をユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団と行い、その直後に米コロンビアに同曲の初録音を行った。バルトークのピアノ独奏曲と協奏曲1/2番の初録音もVOXに行っている。1945年からSP録音があり1955年まで米コロンビアにLPモノラル録音がある。シャーンドルは、ピアノの師であったバルトークの生涯の友人でもあり、バルトークのピアノ曲の演奏および解釈の第一人者、そして1945年の葬儀に出席した10人のうちの1人であった。早い時期から録音を行ったピアニストだったが、モノラル期が終わる頃から教師としての活動に重点を置き、南メソジスト大学、ミシガン大学、1980年代にジュリアード音楽院で教鞭を執った。80歳を超えてもピアニストとしての活動を続けるなど、2005年に亡くなる年までコンサートを行なった。欧州レーベルに録音はないので米国でしか知られていない。ハンガリー作品を中心としたシャーンドルだが2枚のバッハ・リサイタルを残す。ニューヨークにおいて心不全により亡くなった時は93歳と言う長命であった。地味だが味わい深い演奏と言える。米コロンビアが録音の中心となるため、欧州では殆ど知られていない。
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