[ASTRÉE] M.シャピュイ(org) / グリニー:Org曲集第1巻~賛歌
商品コード: 1249-045
商品詳細:--Wikipedia-- ニコラ・ド・グリニー( 1672- 1703)はフランス・バロック音楽の作曲家、オルガニスト。ニコラ・ルベーグに作曲を学んだ後、パリ近郊のサン=ドニ教会に1693年より奉職。1696年にランスに戻り、同地のノートルダム大聖堂のオルガニストを没年まで務めた。1695年に結婚し、1703年に急死するまでに7人の子をもうけている。唯一の現存作品が、1699年の「オルガン曲集 第1巻Premier livre d'orgue 」で、これには様々な典礼に利用されるオルガン曲が入っている。その内容は、ミサの伴奏に使われる組曲が1点と、5曲のグレゴリオ聖歌を定旋律とした対位法的な小品集となっている。バッハはこの曲集を高く評価して、筆写譜を作成したほどだった。おそらくバッハ自身の「クラヴィーア練習曲集 第3部」(いわゆる「ドイツ・オルガン・ミサ曲集」)にも何らかの影響を与えているものと看做されている。グリニーの作品は、フランス・バロックのオルガン音楽の金字塔に位置している。音楽的な知識の広さや宗教的霊感の深みにおいて、グリニーと争うことができるのは、フランソワ・クープランかルイ・マルシャンの両者であろう。--Wikipedia-- オルガンのミシェル・シャピュイ(1930-2017)はフランスオルガン界の巨匠である。ノートルダム聖堂、ベルサイユ宮殿王室礼拝堂オルガニストを歴任しフランス古典音楽を極め、その稀に見る即興演奏は神がかり的とまで言われた。軽井沢のオルガンがフランス、クルトフォンテーヌのオーベルタン工房で完成したときの試奏をしたらしい。パリ音楽院でマルセル・デュプレに師事し、1951 年から 1954 年までパリのサン ジェルマン ロセロワ教会と 1954 年から 1972年までサン ニコラ デ シャン教会のオルガニストを務め、1955 年から 64 年までノートルダム大聖堂に移り、1964 年からはサン セヴラン教会の名誉あるオルガニストを務めた。Valoisにバッハ:オルガン作品全集を録音している。ASTRÉEはValoisが1975年に創設したバロック専門レーベル。自動的にこちらでも活躍。これまで録音がなかったグリニーを取り上げ、グリニーの唯一の現存作品であるオルガン曲集 第1巻~Tome I・La MesseをAS 8にTome II・Les HymnesをAS 9の2枚に録音した。ASTRÉEらしい選曲でマイナーではあるが例によって録音は大変素晴らしく、1970年代ステレオ・オーディオファイルLPとして差し支えないレベル。名録音技師:Dr. Thomas Galliaによる。マイナーオルガン曲の人気は今一つだが、この録音は確かに良い。
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