[Private] J.v.d.ミール指揮 Alarius-Ensemble/Musica Da Camera/Leonhardt-Consort フローニンゲン・バッハ協会cho. 他/ バッハ:マタイ受難曲B.244(ハイライト)
商品コード: 1250-059
商品詳細:ヨハン・ファン・デル・ミール(1913-2011)はオランダの合唱指揮者であり、歴史に基づいた演奏の分野におけるパイオニアであった。彼は1945年フローニンゲン・バッハ協会を設立した。1984年までフローニンゲン・バッハ協会合唱団を指揮した。最初の25年間、彼らはルネサンスから現代までのレパートリーを演奏した。また1970年にニコラウス・アーノンクールをオランダに紹介した。 通常のオーケストラであるノールデライク・フィルハーモニー管弦楽団は、バッハのマニフィカットの演奏には利用できなかったが、代わりにファン・デル・ミールはアーノンクールのコンツェントゥス・ムジクス・ウィーンと協力することができた。1973年、彼はフローニンゲン・バッハ協会を指揮し、バッハの「マタイ受難曲」をオランダで初めて古典様式による演奏で行った。エバンジェリストはマリウス・ヴァン・アルテナ、キリスト役はマックス・ヴァン・エグモンド、他のソリストはテルツ少年合唱団の3人の少年(名前不詳)と、ルネ・ヤーコプス、ハリー・ヒラーツ。1974年、彼はトン・コープマンの最初のバロック・オーケストラであるムジカ・アンティクア・バトルとともにバッハのクリスマス・オラトリオも指揮した。レオンハルト・コンソートからはグスタフ・レオンハルトの妻でヴァイオリン奏者のマリー・レオンハルト、オルガンでトン・コープマンも参加。歌手では今では有名になったカウンターテノールのルネ・ジェイコブスも参加。今見ると当時のオランダの最強メンバーに、各地からトップレベルの音楽家が参加した凄い演奏であることがわかる。恐らく全曲録音されたものと思われるが、プライヴェート製作ということでハイライトのみの発売となったのだろう。PHILIPSが発売していれば相当の話題作となったはずだが権利関係でそうはできなかったようである。プレスはPHILIPS工場で行っていたので惜しいと言わざるを得ない。ハイライトだが先頭から入っていて、冒頭の出だしとそれに続く合唱を聴くこができる。ボーイソプラノも聴け、古典スタイルを古楽器の過渡期のようなスタイルだが、全体の仕上がりは濃密な空気感に支配され感動を呼ぶこと間違いなしの秀演である。メンバーを見ていただければ納得だろう。
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