[Disques A Charlin] G.ティッサン・ヴァランタン(pf) ORTFQt./ フォーレ:エレジー, Pf五重奏曲2番Op.115
商品コード: 1250-047
商品詳細:凄い内容のLP。まずPf五重奏での絶妙なディナミークとアゴーギク、それに伴った歌い回し。印象主義の絵画の様に色彩が表れては消え、淡く和声的にも浮遊感があり、しかし全体としてはまったく良く出来ている。まさにそんな曲、演奏である。Qt.は、パスカルQt.の第1VnだったJ.デュモンとVcのR.サルに第2VnとVaを加えた、デュモンQt.と言っても良さそうなメンバー。録音の良さも加わり、まさに決定盤と言えるだろう。勿論エレジーも圧巻!大推薦!ORTF弦楽四重奏団はフランス国立放送の首席等で組織された団体で、第1Vn:Jacques Dumont、第2Vn: Louis Perlemuter 、Va:Marc Carles 、Vc:Robert Salles。エレジーはチェロのRobert SallesとGermaine Thyssens-Valentinのデュオになる。ORTF弦楽四重奏団は1941年にヴィオラ奏者のレオン・パスカルが主催したパスカル四重奏団を源流とする。パスカルが1969年に亡くなったことで後任にVaのマルク・カルル(Marc Carles)を迎えORTF弦楽四重奏団として1973年まで活動した。最終的には第1Vn:Jacques Dumontとチェロのロベール・サル(Robert Salles)が元パスカル四重奏団のメンバーである。ORTFはフランス国立ラジオ・テレビ・オーケストラを示す。日本ではフランス国立放送o.と訳している。記録によると138もの録音記録があるが殆どが放送録音である。メンバーは完全に固定されたものでは無かったらしい。尚マスターテープは既にフランス国税局により税金滞納のかたに取られ紛失してしまっているらしく、復刻CDの音質はすこぶる評判が悪いらしい。二度と再現不可能であるこれら名演の価値は計りしれない。
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