[COLUMBIA] A.クリュイタンス指揮フランス国立放送o パリ音楽院o./ ラヴェル:管弦楽集-1/ボレロ, 道化師の朝の歌, 亡き王女のためのパヴァーヌ, 舞踏詩「ラ・ヴァルス」, スペイン狂詩曲
商品コード: 1252-059
商品詳細:クリュイタンスのラヴェル:管弦楽曲集に関してはモノラルのFCX 700番台3枚とFCX 900番台/SAXF番号の2つのシリーズがあり、双方の関係があまりはっきりしなかった。何故なら旧シリーズにも一部パリ音楽院o.との録音が含まれていて、それらは新録音のモノラル・ヴァージョンとも考えられたが、パリで詳しい人物に確認したところ、両シリーズにダブリはなく、旧シリーズは完全なモノラル初回録音で新シリーズは完全な1960年代以降の新録音であるとの確証を得た。ネットで検索しても全ての情報が得られるわけではない。ただし今回の出品にあたりできる限りの録音情報を掲載したので参照されたし。旧シリーズの3枚はクリュイタンスのラヴェル演奏の原点にあたり、一部の曲は10"又は旧番号が存在し、それらは当録音より更に古いモノラル録音の可能性もある。新シリーズのさっぱりした演奏とは異なる濃厚でエスプリに富んだ1950年代パリの気分が存分に味わえる録音であり、ステレオでは決して聴くことのできない迫力とロマンチシズム満載の玄人好みの録音である。2つのシリーズは全く別物であると考えていただければ合点がいくことだろう。個人的には洗練の度合いを増した人気の高い新シリーズよりもエネルギーが矢のように飛んでくるモノラル旧録音をお薦めする。これは旧シリーズのVol.1でフランス国立放送o.と録音したA面の3曲「ボレロ,道化師の朝の歌,亡き王女のためのパヴァーヌ」には別々の旧番号が存在する。B面のパリ音楽院o.と録音した2曲「ラ・ヴァルス/スペイン狂詩曲」は当FCX 706が初出となる。この2曲は1962年頃ステレオで発売される録音のモノラル・バージョンではなく1957年のモノラル旧録音である。またこの2曲にはフランス国立放送o.と録音した旧録音が存在し、都合3回は録音がある。シリーズで揃えることで楽に抜けなく揃えることができる。クリュイタンスのラヴェルを完全に解き明かすことは難しい。歌が入る「スペインの時」はFCX 706-8の3枚シリーズには含まれない。FCX 706-8は全てモノラル音源で後のステレオ盤のモノラル・バージョンは存在しない。
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