[PHILIPS 他] C.d.フロート(pf) W.オッテルロー指揮ハーグ・レジデンシティo. 他 / コレクターズ・シリーズ・「コル・デ・フロート」全6点6枚バラセット
商品コード: 1252-043p
商品詳細:あるフランス人コレクターが個人として40年に渡って収集した演奏家別のコレクションをそのまま「コレクターズ・シリーズ」としてセットで出すことにした。当社では初の試みとなる。長年かけた厖大な時間はお金には換算できない。また縁あって集まったコレクションを散逸させず後世に受け継ぐことも国を跨いだ文化継承になるだろう。レーベルは複数にまたがり、オリジナル盤だけとは限らない、また意に沿わない国の盤が混じることもある。それらをご承知の上でご検討いただけると幸いである。基本バラセットである。ご興味のある方は是非この機会に!今回は「コル・デ・フロート」。コル・デ・フロート(1914-1993)はアムステルダムで生まれの男性ピアニスト。ジェラルド・ヘンゲフェルトとジョージ・ヴァン・レネッセに師事。1936 年にウィーンで開催された国際ピアニスト コンクールに出演。エミール・ギレリスとヤコブ・フリエールと共に受賞者の一人で5位となった。片腕のピアニスト、パウル・ウィトゲンシュタインが審査員であった。レパートリーではベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番は最も多く演奏した曲らしい。1951 年 11 月 23 日にウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮レジデンティ オーケストラで録音された。アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団をはじめとするオランダ有数のオーケストラと共演してピアニストとしての地歩を固めた。1938年からハーグ音楽院で教鞭をとるようになった。第二次世界大戦後は、欧米各地で演奏活動を展開したが、1959年に神経障害で右手を使えなくなり、以降は左手のみのピアニストとして活動した。両手用のピアノ作品の左手用編曲も精力的に行った。1993年に79歳で亡くなるまで精力的に活動を続けたが、録音はPHILIPSのモノラル期がその大半である。今回入るベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番が最初のLP録音と思われ、フロートの代表録音としてたびたびプレスされた。その後ベートーヴェンのピアノ協奏曲の全5曲を録音している。ウニンスキーと並ぶPHILIPSモノラル期の看板的なピアニストである。ショパンも得意とした。今聴いても、その完成されたスタイルに脱帽するしかない。
フロートの在庫一覧へ
