[MELODIYA] A.コルネイエフ(fl) O.エルデリ(hp) V.トゥピキン(cl) R.バルシャイ指揮/ モーツァルト:FlとHpの協奏曲K.299, ドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲, ラヴェル:序奏とアレグロ
商品コード: 1252-030n
商品詳細:このLPは女性ハープ奏者ホルガ・エルデリのためのLPといっても差し支えない。全3曲ともハープが活躍する曲である。A面にモーツァルトのK.299。B面にはドビュッシー:神聖な舞曲と世俗的な舞曲。最後はラヴェルの(Hp.Fl・Cl・SQのための七重奏曲・「序奏とアレグロ」が入る。全てフルートなどとの共演的作品だが、ハープを含む名曲ばかり集めたハープのための作品集で間違いない。指揮は3曲ともR.バルシャイ指揮モスクワ室内o.。ラヴェルのみV.トゥピキン(cl)が参加する。ハープのエルデリは1927年ロシア生まれ、モスクワ音楽院で学び1946年からソリストとしてデビュー。この人のハープは今までとまったく異なるタイプ。一聴非常に大人しい、ささやく様な演奏、まるで力のない人かと思わせる程。弱い音を多く用いる、その為一音のフォルテが絶大な効果を生む、この人、独自の演奏法があるようだ。まるで時間が止まってしまうかのような時間感覚。非常に強い個性。過去にフランスのLe Chaut de Mondeにあるリサイタル盤が入荷しただけだったが、今回初めてこのMELODIYA盤が入荷した。ステレオも出ている1965年リリースのLP。ハープと言えばラスキーヌを頂点とするフランススクールを思い浮かべるが、ロシアにもかくも優美なハープ奏者がいることに驚く。A面モーツァルトも良いが、B面のフランス物1曲がMELODIYAでは滅多に録音されることがない曲。バルシャイの指揮が完全にフランス風とは言えないまでも、やはりエルデリのソロには独自の美学があり、MELODIYA盤とはいえ充分すぎるほど楽しめる。エルデリを活かしたLP。モノラル/ステレオ含め当社初入荷の希少タイトルで、ステレオの入荷はない。
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