[DECCA] B.ブリテン指揮イギリス室内o. E.ハーウィッツ R.キンリーサイド(vn) C.アロノウィツ(va) A.ビールス(cb) / モーツァルト:交響曲40番K.550, セレナーデ6番K.239「セレナータ・ノットゥルナ」
商品コード: 1252-019
商品詳細:ミゾ無しラージデッカED3がオリジナル。音質はまさにオーディオファイル。そんなことより、ブリテンの40番は、あまたの40番の中でも個人的にはトップ3に入ると信じる名演。作曲家であるブリテンがモーツァルトを振らせても弾かせても(ピアノ協)彼程の理解者はいないのではと思えるほどで、これを脅かす存在は、あと2、3点ぐらいしか思い浮かばない。何もかもがぴったりくる。風が囁くようなトゥッティにもしびれる。賛同いただける方が多いと思う。この録音はスネイプ・モルティングスと呼ばれる、英国のサフォーク州スネイプにあるアルデ川のほとりにある音楽施設。オールドバラから8キロ程離れた田園地帯スネイプにあり、木とレンガで建てられた古いモールトハウスをそのまま改装した824席のコンサートホールである。英国随一の音響効果を持つらしい。毎年恒例のオールドバラ フェスティバルの主要会場の 1 つであるコンサート ホールでよく知られている。これは1968年5月にオールドバラ・フェスティバルでの録音である。これまでもブリテンは指揮者としてモーツァルトを録音しているが、どの曲も評価は非常に高い。それは自身が作曲家であることが大きく関係しているだろう。出しゃばらず、控えめで謙虚な演奏はこれまでの交響曲40番の演奏を大きく変えるものである。拍子ぬけするほど抑えた演奏は賛否両論が出そうだが、これがブリテンの考える交響曲40番のあるべき姿という事だ。それでいて高い格調を保っている点が指揮者ブリテンの姿といえる。やりすぎよりはむしろ足りない方がより好ましいという英国紳士らしい志向である。K.239「セレナータ・ノットゥルナ」も同時に録音された。弱音の美しさは類を見ない。これらはDECCAスタジオの録音よりライブ感を感じる録音になっていて、スネイプ・モルティングスの音響の良さが良く解かる録音である。ブリテンはオールドバラ音楽祭の常連指揮者であリ、1970年7月/9月には交響曲第38番、ピアノ協奏曲20/27番(ピアノ:カーゾン)また1971年には交響曲第25/29番の録音があり、どれもDECCA~リリ―スされ人気が高い。ブリテン自身の弾き振りで1956年6月ピアノ協奏曲第12番がモノラル録音され10"で発売されている。ピアニスト、ブリテンが聴ける素晴らしい10"であった。オールドバラ音楽祭でのブリテン録音は聴かずとも買いで間違いのない優れものである!2曲ともこれがスネイプ・モルティングスでの初録音であることが記載されてる。
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