[英DECCA] L.マゼール指揮クリーヴランドo. / プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」(全曲)
商品コード: BOX-1020p
商品詳細:ロリン・マゼール(1930-2014)はユダヤ・ロシア・ハンガリーの血を引いたフランス生まれアメリカ育ちの指揮者。ジョージ・セルが米国トップのオケに育て上げたクリーヴランドo.の音楽監督に、セル逝去後に就任した。DECCA社は1970年代に入るとワールドワイドに録音を始め、アメリカでの録音も多くなった。ラインナップもますます多種多彩になり、社としての信頼も大きくなっていった。小デッカになり2000番台のような音は出なくなったが、それでも音質へのポリシーは生き続けており、例えば同時代のDGG社あたりに比べて特有のHiFiサウンドである。「ロミオとジュリエット」はオペラではなくバレエ音楽。要は管弦楽曲であるため充実のサウンドを楽しめるだろう。1950年代後半から録音をスタートしたマゼールも、この頃には第一級指揮者に名を連ねるまでになり、DECCAのスターの一員となった。プロコフィエフ作品の中でもフランス的なエスプリやヨーロッパ的な感性が必要な曲だが、ロシア人指揮者とは一味違うマゼールと、セルに長年鍛えられたクリーヴランドo.の組み合わせは、欧州のオケと同様か、それ以上の充実した音楽を見せてくれる。かなりのオーディオ・ファイル!
