[MUZA] K.A.クルカ(vn) / バッハ:無伴奏Vnソナタ1番B.1001, パルティータ3番B.1006
商品コード: 1257-024
商品詳細:クルカはこの録音当時、非常に若かったので、単なる若手と思われたふしがあるが、西側に出る前にポーランドMUZA入れたバッハ無伴奏。西側ではこの録音に注目しTELEFUNKENが西側発売を行った。この無伴奏を聴けば、どれ程の実力かよくお解りになるはず。若手だったとは言え、ただ者ではないことがお解りだろう。弦の国、ポーランドの血をしっかりと受け継いだ、正統派のVnだ。盤の内容がレーベルや国で決められてしまうことの悲しさの見本のようなレコード。全曲録音はなくこの一枚のみ。クルカの中でもトップレベルの内容!! ポーランドではモノラル/ステレオ両方発売されたが当然モノラルの落ち着いた音はMUZAでしか聴くことのできない貴重なプレス!コンスタンティ・クルカ(1947-)はポーランド・グダニスク生まれ。8歳の頃からヴァイオリンを始め、生地の音楽院でステファン・ヘルマンの薫陶を受けた。17歳の時、ジェノヴァで開催されたニコロ・パガニーニ国際ヴァイオリンコンクールで入賞。1964年のミュンヘン国際音楽コンクールで第1位を受賞して国際的な知名度が高まった。1994年より、ワルシャワでフレデリック・ショパン音楽大学の教授を務め、弦楽部門のトップも務めている。1971年のポーランドのグダニスクのスタニスワフ・モニューシュコ音楽アカデミーを卒業。アメリカ、日本、オーストラリアなど世界各地でコンサートを行った。ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、シカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、アムステルダムの王立コンセルトヘボウ管弦楽団、ミネアポリス交響楽団、サンクトペテルブルクフィルハーモニー管弦楽団、イギリス室内管弦楽団など世界の著名なオーケストラと数多く共演している。録音では、ヴィエニャフスキのヴァイオリン作品、ペンデレツキのヴァイオリン協奏曲第1番と第2番、ヴィヴァルディのヴァイオリン協奏曲の録音をリリースしている。またカロル・リピンスキやショパンの室内楽作品の録音もリリースしている。娘はシンガー・ソングライターのガバ・クルカ。このバッハは1969年頃の録音でメンデルスゾーン/グラズノフのデビューLPに次ぐ22歳当時の2枚目の録音と思われる。演奏は22歳の若手とは思えない程の堂に入ったもので、落ち着いたテンポと大胆なボーイングで奏でる一級品である。音の滑らかで弱音の表現が実に上手い。遅いテンポのまま進めるが弛緩する様子はなく、重音を効果的に響かせ荘厳且つ畏敬の念さえ喚起するトップレベルの演奏である。全曲録音を行ったとしたら今では高額なコレクターズアイテムとなったことは疑いようがない。TELEFUNKENでは1971年頃ステレオのみの発売。MUZAでもモノラルは初入荷でステレオの1/10程度しかない。
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