[La Voix De Son Maître] W.フルトヴェングラー指揮ウィーンpo. / R.シュトラウス:ティル・オイレンシュピーゲル, ドン・ファン
商品コード: 1259-036
商品詳細:フランスでのジャケットは共通厚紙と棒付きボードの2種がある。棒付きボードの2種はカッサンドル工房デザインで、当ジャケットは綺麗な配色の珍しいジャケットである。フルトヴェングラーは、R.シュトラウス「ドンファン」の録音は多く、記録が残っているだけで8回。これは、最も種類の多い1954年3月の録音。ドイツ、英国をはじめ、オーストラリアまで様々な盤が出ている。「ティル・オイゲン・シュピーゲル」も、1954年3月、同じ日に同じウィーンの楽友協会ホールで収録されたようだ。'50年代の録音とあって音質は良く、フルトヴェングラー/ウィーンの悠然とした大海原を漂うようなオケが、思う存分満喫できる。音質は文句なし。フルトヴェングラーは1954年11月30日 ドイツ バーデン=バーデン エバーシュタインブルクで亡くなっており、この2曲は亡くなる8か月前のものである。R.シュトラウスとフルトヴェングラーは22歳違いでフルトヴェングラーはR.シュトラウスの作品を非常に愛好していたという。R.シュトラウスも大指揮者であり、尊敬していた。シュトラウス自身は、フルトヴェングラーの指揮する自作を「全く違う考えで書いたが、あれはあれで素晴らしい」と評価していた。元々激情性の高いシュトラウス作品にフルトヴェングラーは更に独自の凄絶な感情没入を込めた演奏を行うわけである。ベートーヴェンなどの比ではない、ウィーンpo.とでさえフルトヴェングラーのシュトラウス作品は火を噴く。ソ連軍接収音源でなければ、らしさが出てこないと言われるフルトヴェングラーだが、これらシュトラウス作品は特別で、亡くなる8か月前の最晩年のスタジオ録音とは思えない、フルトヴェングラー節をタップリと味わえる名録音!
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