[Ducretet Thomson] ウィーン・コンツェルトハウスQt. / モーツァルト:SQ15番K.421, 19番「不協和音」K.465

[ 1262-015p ] Mozart, Vienna Konzerthaus Quartet – String Quartet In C Major K465, String Quartet In D Minor K421

通常価格:¥ 49,500 税込

¥ 49,500 税込      



商品コード: 1262-015p

作品名:モーツァルト:弦楽四重奏曲15番K.421 | 弦楽四重奏曲19番K.465「不協和音」
演奏者:ウィーン・コンツェルトハウスQt.
プレス国:フランス, France
レーベル:Ducretet Thomson
レコード番号:320CW 034
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【フランスでのオリジナル】---石像金輪内溝, La Voix de Monde, 9時にLicense Westminster, 6時にMade in France, 3時にMicrosillon incassable Longue Durée 33 1/3, フラット重量, 表記されたレコード番号:320CW 034, Rights Society:DP, (P)なし, Price Code:Série Artistique(9時), スタンパー/マトリクス:WG 1479 -LM2/WG 1480 -LM1 (手書き文字スタンパー・Ducretet Thomson旧タイプ), Westminster音源Ducretet Thomsonモノラル製造を示すWG***で始まりレコード番号を含まない専用スタンパー使用, 補助マトリクス:ストレートMスタンパー・M6 166439/M6 166473 , 再補助マトリクス:ストレートパテキュラー・XPARTX 27245/XPARTX 27249, 手書き文字本体とストレートタイプ2種の3種並存のPathéプレス, カッティング担当は不明, 1950年代のスタンパーを用いた1954年頃の製造分, 石像内溝レーベルの最初期分, selmer付きは存在しないと思われるのでなしとした, フランスに旧番号存在せず, これより古いフランスレーベル存在せず, フランスでの最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在するか不明, ステレオ存在せず, RIAAカーヴではない, Westminster音源のDucretet Thomson製作Pathéプレス, 工場:Pathé Marconi EMI, Chatou, フランスでのオリジナル, original in Fr.
ジャケット:【フランスでのオリジナル】---表半ツヤ厚紙, License - Westminster, 表記されたジャケット番号:320 CW 034, Price Code:Artistique, 背文字:なし(初期の証拠), ジャケット裏年号:なし, (P)(C)なし, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがフランスでは当ジャケットである), 製作:Compagnie Française Thomson-Houston, 印刷:Imprimerie Keller., フランスでこれより古いタイプ存在せず, フランスでのオリジナル, original in Fr.
トピックス:【初入荷の希少タイトル】---1952年ウィーン・コンツェルトハウスでのモノラル録音, 録音詳細不明, 米国では1953年 Westminster Recording Co., Inc.によりコピーライト登録・同年Westminster:WL 5175(赤/銀流れ文字レーベル)にて初リリース, フランスでは1954~1955年頃Ducretet Thomson:320CW 034(当装丁)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分のオリジナル盤でしかも盤質7!演奏:★★★★+, 音質:★★★★★, 1957年頃15番K.421はXWN 18556(+14番バリリQt)/19番K.465はXWN 18047(+17番アマデウスQt.)へと番号変更される, 滅多にないフランス・オリジナルで当社初入荷の希少タイトル, 録音時のメンバー:Violin [1st] – Anton Kamper, Violin [2nd] – Karl Maria Titze, Viola – Erich Weiss, Cello – Franz Kwarda

商品詳細:Westminsterというレーベルは米国の会社ながら当初からウィーンとロンドンでの録音を中心に据え、特に当時まだ本格的なLPでの録音が希少だった室内楽分野を手厚くラインナップに据えたカタログ構成で世界中のファンを獲得したクラシック専門レーベルである。その中でも多くの作曲家の弦楽四重奏曲を当初から全曲録音する手法で顧客の囲い込みに成功した経営方針をとっていた。当時第二次世界大戦で荒廃し、仕事がなかったウィーンの一流音楽家たちが安価な報酬のもと進んで録音に参加した点も成功の要因である。特にモーツァルトの室内楽には力を入れた。これらの録音は100年経っても陳腐化しない価値を持った録音群であると断言できる。弦楽四重奏曲では1951年にアマデウスQt.が16・17・18番と23番。1952年にはウィーン・コンツェルトハウスQt.が15・19番。1953年にバリリQt.が14・22番。また1954年にやはりバリリQt.が21番、次いで1955年に同じくバリリQtが1・20番、ミラノ四重奏の2~7番の6曲、ウィーン四重奏曲の8~13番の6曲を録音し完結した。録音順にアマデウスQt.→ウィーン・コンツェルトハウスQt→バリリQtの順で全曲録音に参加したことがわかる。他にも彼等はベートーベン/シューベルトの録音を行っている。1950年代当時、複数の団体や指揮者で全集録音をシェアすることは普通に行われていた。バラバラに発売されていたこれらのLPを1956年頃から整理し曲順のカップリングに直して番号変更を行ったシリースがWN又はXWNシリーズである。XWNシリーズで揃えることで無駄なく全曲が集まる米国流の考えが導入された。しかしオリジナル盤と大きく音質が異なるのである。このあたりは悩ましいところで、何方を優先するかの考え方である。確かにXWNシリーズならばキズ盤も少なく、音質も安定している。一方、オリジナル盤の鮮度の良いやや暴れた音は魅了大である。1990年代から日本にも欧州盤が普通に入るようになると、ここに欧州盤という選択肢が増えて、状況は複雑化してゆく。個人個人の志向が優先される時代となった。この仏Ducretet Thomson盤は最も入手の困難な希少盤の一つで更に初年度盤で、しかも盤質が良い盤となれば、生涯に何度お目に掛かれるか見当もつかないレベルとなる。そんな極めて貴重な盤は多くのファンが有られる中でたった一人の方にしかお分けできないところが心苦しい部分である。一度仏Ducretet ThomsonやVEGA版を聴いてしまうと、もう後戻り出来ないことも事実だろう。

ウィーン・コンツェルトハウスQtの在庫一覧へ




【特設ページへ移動】







SACD特設ページ





・公式ブログ(下の画像をクリック!)


・公式Facebook(下の画像をクリック!)