[DECCA] A.d.ラローチャ(pf) R.フリューベック・デ・ブルゴス指揮ロンドンpo. / ハチャトゥリアン:Pf協奏曲Op.38, フランク:Pfと管弦楽のための交響的変奏曲 ヘ短調
商品コード: 1263-034
商品詳細:アリシア・デ・ラローチャ( 1923- 2009)はスペインのピアニストで、20世紀を代表するピアニストの一人。スペイン・ピアノ界の長老として幼少期から約70年にわたって長いキャリアを誇っていた。19世紀から20世紀のスペインのピアノ曲の専門家として一般的には有名だが、手が小さく8度しか届かない中で美しく照り輝く音色と正確な演奏技巧、音楽の自然な呼吸と安定感ある曲の運びによって、モーツァルトやショパン、シューベルト、シューマン、ラフマニノフにも優れた解釈を示した。10代後半で米国DECCAに録音をスタート、1950年代後期~1960年代後期まで地元スペインのHISPAVOXに多くの録音を残し、それがフランスERATOプレスなどを通じて世界に広がり名声を博した。英DECCAには1970年発売のグリーグ/メンデルスゾーンのソロ作品集SXL 6466で録音を開始し、多くの名演を残した。スペイン物はラローチャの独壇場であるが、バッハ、モーツァルトでさえ、'70年代最高レベルの演奏を聴かせてくれる彼女は、まさに天才的ピアニスト。このロシア・ムードたっぷりの曲でさえ、彼女のピアノは冴えを見せ、説得力さえ感じる。注目曲とは言えないが、ハチャトゥリャンは色彩美のあるいい曲であった。それもラローチャのソロのお陰だろう。ここで彼女は、やや硬質でガラス細工のようなクリスタルな音色を用い、この曲の別の顔をのぞかせてくれた。革新的名演!
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