[DECCA] 新ウィーン八重奏団 / シューベルト:八重奏曲Op.166 D.803
商品コード: 1263-028p
商品詳細:殆ど知られていないが、SDD 230はSXLの再版ではない。1977年頃の新録音のオリジナル盤でありこの録音にSXL番号は存在しない。ウィーン八重奏団(新ウィーン八重奏団も含めて)はシューベルト:八重奏曲を都合4回録音している。最初は1940年代SPで録音・K 2060-65(6×12")でリリースされた。2回目が1955年もモノラル録音でDECCA:LXT 2983で発売。3回目は最も知られる1958年頃のモノラル/ステレオ録音でDECCA:LXT 5455/SXL 2028(ED1レーベル)で発売されステレオは高額オーディオファイルLPとして知られる。そしてこの4回目録音は1976年ウィーンでステレオ録音された(4か回目のみ新ウィーン八重奏団)。SDD番号なのでもし再版と思って安価で購入された方が有れば、その方は非常にラッキーといえる。シューベルト:八重奏曲を演奏するためにウィーン八重奏団が生まれたといっても過言ではないほど、この曲に合わせた編成となっている。その為ウィーン八重奏団にはフルートを置かない。またヴァイオリン以外の弦は一人ずつでその代わりコントラバスが居る。弦楽器の増強や他の管楽器が必要なら、最強のバックボーンであるウィーンpo.からすぐに調達できるからである。その為ウィーン八重奏団は。シューベルト:八重奏曲が演奏可能なメンバーの団体として1947年に発足し、まずSPでシューベルト:八重奏曲を録音している。その後、モノラル、モノラル/ステレオ、ステレオと4回もの録音を行った。こんな室内楽団体は滅多にあるまい。また4回という常識を外れた回数のためSDD 508は再版と勘違いされてきた。1958年録音の再版がSDD 230で出ていることも影響がある。当社では3回目の入荷となり、前回分からこの事実を明らかにして正当な価格を付けているが入荷は非常に少なく、浸透しているとは言い難い。是非この機会に4回目録音にも注目していただきたい。結成29年目で原点に戻った演奏が楽しめる。但し4回目の録音は新ウィーン八重奏団でメンバーはほとんどが入れ変わっている。
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