[DGG] H.シュミット・イッセルシュテット指揮北ドイツ放送so. / ドヴォルザーク:弦楽セレナーデOp.22, セレナーデOp.44
商品コード: 1264-028p
商品詳細:H.シュミット・イッセルシュテット(1900-1973)はNDR・北ドイツ放送交響楽団の創立者である。1945年よりNDR・北ドイツ放送交響楽団の終身芸術監督に就任した。第二次大戦後、一ヵ月も経たない内に英占領軍のジャック・ボーノフ少佐の命により始まった団体であった。目的はハンブルクを拠点とする放送用の音源コンテンツを提供できる体制を整えることにあった。その人事に抜擢されたのがイッセルシュテットであった。26年にも亘り当楽団の首席指揮者として君臨し、1971年7月31日の退任まで事実上の音楽監督職も務めていた首席指揮者の地位にあった。退任後は終身名誉指揮者とされた。イッセルシュテットは特別DGGと契約があったかは不明だが、DGGにかなりの録音を残している。これはドイツ放送o.のアーカイブスの中から出たものだろう。ドヴォルザークにセレナーデは2つあり、演奏編成が異なる。Op.22は弦楽器のみ、Op.44が管弦楽小編成。特にOp.22ホ長調は、5楽章の美しい旋律を持つ。ややスラブ色があり、それが良い意味で、土着的なものから都会的に進化している。隠れた名曲として是非聴いて欲しい。イッセルシュテットはドイツを代表する指揮者ながら、その国際性、普遍性を持つ名指揮者。ホ長調Op.22は1875年、ニ短調Op.44は1878年の作曲。特にOp.22はチャイコフスキーやエルガーがそれぞれ作曲した弦楽セレナーデと合わせて「三大弦楽セレナーデ」とされる。2曲とも哀愁の漂う味わい深さを帯びるメロディーを持ち、交響曲とは異なるドヴォルザークの魅力を持つ。人懐っこいメロディとスラブ的なリズムはドヴォルザークのもう一つの傑作と言える作品。
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