[PHILIPS] B.ハイティンク/H.ロスバウト指揮コンセルトヘボウo. / ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版), バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)

[ 1265-038p ] Stravinsky - Bernard Haitink, Hans Rosbaud, The Concertgebouw Orchestra – The Firebird Suite - Petrouchka

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商品コード: 1265-038p

作品名:ストラヴィンスキー:バレエ組曲「火の鳥」(1919年版), バレエ音楽「ペトルーシュカ」(1947年版)
演奏者:B.ハイティンク(火の鳥)/H.ロスバウト(ペトルーシュカ)指揮コンセルトヘボウo.
プレス国:フランス, France
レーベル:PHILIPS
レコード番号:835 144 LY
M/S:ステレオ, stereo
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7/6
評価/ジャケット:A
キズ情報:B面2時/4時に小~中29+極小14+5回出る点群あり
レーベルタイプ:【フランスでのステレオ・オリジナル】---ピンク白/黒HI-FI STEREO2重内溝→〇←, 外周3cmの盛上り(カマボコ)あり, 厚手(グルーヴガード厚手以前の厚手盤・端はナイフエッジに近い), Made in Franceの刻印なし, 表記されたレコード番号:835.144 LY, Price Code:Ⓐ, Rights Society:BIEM, (P)なし, スタンパー/マトリクス:A6 AA 835 144 1Y 1 670 111C41C/A6 AA 835 144 2Y 1 670 112C1 (ラウンド中文字スタンパー・仏PHILIPSタイプ), PHILIPS規格のステレオ製造を示すA6 AA***で始まりレコード番号を含むフランス専用スタンパー使用, 補助マトリクス:A9/A7, 再補助マトリクス:なし, フランスの670はPHILIPSグループの工場を示すとともにカッティングマスターがPhonodisc B.V.による事を示す, 1960年代のスタンパーによる1963年頃製造分, 旧番号存在せず, フラット盤存在せず, ピンク/黒HI-FI STEREO外溝レーベル存在せず, フランスでこれより古いステレオレーベル存在せず, フランスでのステレオ最古レーベル・最厚プレスである, 更に古いマトリクス存在せず, モノラル存在する, RIAAカーヴである, カッティング・マスター:Phonodisc B.V.の技師, PHILIPS音源の仏PHILIPS制作プレス, 工場:Société Phonographique Philips, フランスでのステレオ・オリジナル, original for stereo in Fr.
ジャケット:【フランスでのステレオ・オリジナル】---三方開両面厚紙背緑布貼, HI-FI STEREO→〇← Trésors Classiques, 表記されたジャケット番号:835.144 LY, Price Code:Artistique, 背文字:あり(金色押型・緑布背景), レコードホルダーに蓋付き(初期タイプ・PHILIPSの刻印あり), ジャケット裏年号:なし, (P)(C)なし, 当社入荷履歴上で最古裏年号/存在が確認された年号:不明(年号記載ないがフランス・ステレオは当ジャケットである), 制作:Société Phonographique Française Polydor S.A, 印刷:F.Richir-Maitre-Imprimerie-Paris-Le Perreux, HI-FI STEREOの旧デザインタイプの最初期分, フランスでのステレオ・オリジナル, original for stereo in Fr.
トピックス:火の鳥:1961年9月19日/ペトルーシュカ:1962年7月4日どちらもオランダ・アムステルダム ・Concertgebouw, Grote Zaal.・でのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, オランダでは1963年頃N.V. Philips Phonografische Industrieによりコピーライト登録・同年PHILIPS:A 02263 L/835 144 AY(アズキ/銀HI-FI STEREOレーベル)にて初リリース, フランスでは仏PHILIPS:L 02263 L/835 144 LY(当装丁)にて初リリース, 英国では1963年英PHILIPS:AL 3436/SAL 3436(アズキ/銀HI-FI STEREOレーベル)にて初リリース, これはフランスでの初年度リリース分のステレオ・オリジナルで入荷の少ない希少オリジナル盤, 特にロスバウトの「ペトルーシュカ」が素晴らしい!演奏:★★★★★, 音質:★★★★★

商品詳細:ストラヴィンスキーの名曲2曲を、ハインティンクとロスバウトで1曲ずつ担当、オケはいずれもコンセルトヘボウ。曲の始まりは非常に静か。そして、盛り上がりまでのダイナミックレンジの大きさが凄い。特にこの曲は、弦楽の速いパッセージが大切だが、そのあたりの仕上げがまったく鮮やかである。コンセルトヘボウの渋さを残しつつも明るめの音が、仏プレスとよく合う。仏ではHIFIステレオレーベルが初出だが入荷が少ない。オケの滑らかさは文句なし。珍しい1枚。ハインティンク(火の鳥)には初期録音でロスバウト(ペトルーシュカ)には非常に希少なPHILIPS録音。ベルナルト・ハインティンク(1929 - 2021)はアムステルダム・コンセルトヘボウに着任したばかりの年の録音でヨッフムがまだ補佐で付いていた時期である。聴いてみるとしっかりオケはなっていていい音が出ている。想像より大胆な演奏になっている。大物指揮者ならもっと大胆な演奏になるのだろうか。バレエ組曲として聴くには十分に満足のいく演奏である。何よりバランス感覚が優れており、物語風な情景が浮かんでくる秀演といえる。音質が素晴らしいのでそれだけで大満足な印象。A面の2/3を使った短い1919年の組曲版である。A面の後半1/3とB面全てを使うロスバウト/コンセルトヘボウo.の「ペトルーシュカ」(1947年版)には興味を持って聴いた。ロスバウトのPHILIPS録音は僅かな数しかないからである。ハンス・ロスバウト(1895 - 1962)はオーストリア・グラーツ出身の指揮者。ロスバウトはフランクフルト(1929年から1937年)やバーデンバーデン(1948年から1962年)といった放送局のオーケストラの首席を務めたが録音が多いとは言い難い指揮者。どのレーベルでもメインとなるポジションではなかった。PHILIPS録音は他にカサドシュとのベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番がある。この録音はロスバウトが亡くなる年(5ヶ月前)の晩年録音でステレオ録音が少ないロスバウトのステレオで聴ける珍しいPHILIPS録音。VOX等の録音が中心でコンセルトヘボウo.は全録音中でも一流のオケに当たる。このオケは元々激しく燃え上がるタイプではない。そんな穏やかなスタイルで進み情感を排したスレートではあるが何所か温かい音が感じられる演奏である。シニアの方には単純な爆演より、この味わい深い演奏の方が曲への愛着も出るだろう。これまで聴いた「ペトルーシュカ」はオケの勢いにモノを言わせた激しさを売りにした演奏が多かっただけに、67歳になる老指揮者の手の込んだ深みのある演奏には流石と感じ入った。ハインティンクの若き突進した演奏も良いが、同じ曲を聴き込んだ方にはロスバウトの熟した演奏には感心するだろう。

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