[PHILIPS] I.マルケヴィチ指揮ロンドンso. / チャイコフスキー:交響曲4番Op.36
商品コード: 1265-036p
商品詳細:イーゴリ・マルケヴィチ( 1912- 1983)はウクライナのキエフ(キーウ)生まれだがフランスに帰化した指揮者。バレエ・リュスの主宰、セルゲイ・ディアギレフとの出会いが重要な点であり、彼の運命を決めた事実である。ロシア・バレエ団からの委嘱作品によって衝撃的なデビューを果たし、1950年代初頭よりLP録音に活躍した。時期的には英国EMI、フランス・パテ、DGG、PHILIPS、PHILIPS以降の5期に大きく分けられる。勿論英国EMI以前にも録音はあるが僅かである。それぞれのレーベルでメインに近い指揮者としてそれぞれ多数の録音を行った。1959年までDGGにコンセール・ラムルーo.との録音がある。PHILIPSへの録音が始まるのは1960年頃からと思われる。マルケヴィチがコンセール・ラムルーo.の首席指揮者に就任したのは1957年で1961年に退任した。コンセール・ラムルーo.を振った録音はDGGに1957~1961年まである。従って1960年と1961年はマルケヴィチはDGGとPHILIPSを掛け持ちした時期である。通常あり得ないが、何か特別な事情があったと思われる。コンセール・ラムルーo.自体にDGGとの契約があったのかも知れない。マルケヴィチはチャイコフスキーをロンドンso.と全6曲録音している。中でも、この6番はシリーズ最初の録音。1912年ロシアのキエフに生まれたマルケヴィチだけあって、ロシア作品は違和感ない仕上がり。スムースさと迫力を両立している。同じステレオ初期のCOLUMBIA/EMIの演奏と比較すると、スピード感があってシャープ。淀みなくスタイリッシュな4番。4番は1963年10月の録音でオランダにはHI-FI STEREOレーベルは存在しない。英国盤のみある。見つかりにくいLPの1つ。録音が良いのか、モノラルも驚くような高音質で大変優れた録音!
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