[La Voix De Son Maître] R.ブルダン(fl) A.シャラン(hp) / Invitation Au Rêve 「夢の招待状」/モーツァルト, リュリ, ヘンデル, バッハ 他
商品コード: 1277-047b
商品詳細:ハープ奏者は1960年代初期からEMIグループなどに録音を残すベテランのアニー・シャランを起用している。アニー・シャラン(1940-)はフランス、トゥールーズにルネ・シャランの娘として生まれる。父ルネ・シャラン(1910 – 1978)はフランスのクラシック音楽の作曲家で、作曲家アンリ・シャランの双子の兄弟である。1945 年~1975 年まで、彼はパテ マルコーニの芸術監督(アート・ディレクター)を務めた人物である。娘のアニー・シャランは9歳でパリ音楽院に入学してリリー・ラスキーヌに学び、15歳でプルミエ・プリを得て卒業。1956年からコンセール・コロンヌの首席ハープ奏者を務め、1958年からパリ・オペラ座の指揮者に就任した。1961年からロジェ・ブルダンとのデュオ活動や、ヴィオラ奏者のコレット・ルキアンを加えての三重奏など、室内楽の演奏を積極的に行った。COLUMBIAにも録音がありその後Pathé、PHILIPS、ARIONとかなり録音があり、フランスではラスキーヌに続く大物ハープ奏者とみなされている。ハープの世界では1970年代の巨匠である。フルートはロジェ・ブルダン(1923-1976)。フランス・ミュルーズの生まれ。1935年よりヴェルサイユ音楽院でジャック・ジャランダとフェルナン・カラジェにフルートを学び、その後、パリ音楽院のマルセル・モイーズのクラスで1940年まで薫陶を受けた。17歳でラムルー管弦楽団に入団。その後、長きに亘って首席奏者を務めた。1945年にパリ・フルート四重奏団を結成するも、創立メンバーの一人、ジャン=ピエール・ランパルに「第一人者」的地位と名声を奪われてしまう。ランパルは1922年生まれ、ランパルは知っていてもブルダンを知らない方がほとんどだろう。実力は互角と見て間違いない。違いは名声だけでなく演奏姿勢や音色などが大きく異なる。ランパルに違和感を覚える方にはブルダンがしっくりくるだろう。ブルダンは属したレコードレーベルもランパルに比べればマイナーだらけ。一部クリュブ・フランセなどにリステンパルトとの共演もあるがマイナーのそしりは免れない。世には最高レベルの実力がありながら知られないまま素晴らしい録音を残した器楽奏者は多いだろう。ブルダンもその代表格のひとり。これは当社では初入荷となる。1972年頃ARIONにやはり二人のデュオがあったが、それはR.ブルダン(fl)の方が主役だった。こちらは対等といえる内容。Invitation Au Rêve 「夢の招待状」と題された全15曲の小品集!非常に希少な1960年代録音!
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