商品コード:1307-003[MELODIYA] P.セレブリャコフ(pf) / ラフマニノフ:絵画的練習曲集「音の絵」~第3曲 嬰ヘ短調Op.39-3 , ~第6曲 イ短調「赤頭巾ちゃんと狼」Op.39-6
商品コード: 1307-003
商品詳細:パーヴェル・セレブリャコフ(1906-1977)は、ユーディナ、ソフロニツキー、ショスタコーヴィチと同じニコラーエフ門下生。スターリングラード出身。1933年に第1回国民コンクールで準優勝し、演奏旅行を行う。1953年にエフゲニー・ムラヴィンスキー指揮によるチャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番の最初の録音が行われた際には、ソリストとして参加した。また、ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ、ミハイル・ヴァイマンと共にロストロポーヴィチ三重奏団の一員であった。日本との関係では、1960年と1963年に来日。政治力の優れたピアニストで、レニングラード音楽院の校長も務め(1961~77年)、1932年にレニングラード音楽院で教職に就き、翌年からは同音楽院の教授に就任、その後1961年から没年まで院長を務めた。20点近い録音を出した。1957年ソ連邦人民芸術家となり、古典派、ロマン派の演奏を得意とし、第二次大戦後は室内楽も演奏。ピアノの音から考えるに、かなり大柄で腕力のある男だろう。とにかくパワーが凄い。音には芯があり、一音一音に力がある。その上に豊かな表現力。強い打鍵でスケールの大きな演奏!爆炎系という言葉が適切ではないが確固たる構築力を持った上で意表を突くような瞬間的なパワーが注入される演奏には正直驚かされる。一度激しい波が繰り返し押し寄せると後は怒涛の勢いで押し流される津波の如き演奏。「熱情」というソナタをおいて本当に「熱情」を実体験させるような演奏はおいそれとない。意外に早めのテンポで推し進めるがきっちり計算された理性でコントロールされていて、決して一過性の単純な爆発ではないことは聴いてみればわかる。これぞロシアンスクール!ラフマニノフ:絵画的練習曲集「音の絵」は2集ありOp.33が9曲、 Op.39が9曲の合計で18曲。セレブリャコフはD 5628-31の10"×2枚で全曲録音している。これは同一音源の初期録音・発売分と思われる。2曲のみ収録で78回転盤なので注意。SPではなくLPなのでLP用の針で聴ける。落としても割れないビニール素材で通常LPと変らない。プレーヤーに78がついていないと聴けないので注意!音質はSP時代のような雰囲気を持つ。
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