商品コード:1322-033[CALLIOPE] J.ターリヒ(va)/ Vaソナタ集/ルビンシテイン, C.シュターミツ, ディッタースドルフ
商品コード: 1322-033
商品詳細:ターリヒQt.のリーダーでヴィオラ奏者のヤン・ターリヒ(va)がピアノ伴奏で弾いた3曲のソナタを収録。1985年と古い録音ではないが、そこはCALLIOPE、年代は関係なく素晴らしい内容と音質。1970年代の音質と全く変わらない。音楽性豊かな再生音はモノラル愛好家にも理解していただけるはず。レパートリーの少ないVaソナタ、それでもこのようなLPを世に出したCALLIOPEに感謝したい。3曲の中でも特にシュターミツのソナタが軽快で親しめる。ピアノとの掛け合いも楽しく、珍しい室内楽LPとして大いに楽しめる。ヤン・ターリヒ(1945-2020)はチェコのヴァイオリニスト、チェコフィルの有名な指揮者のヴァーツラフ・ターリヒ(1883-1961)は叔父である。また1967年生れで、ヤン・ターリヒの甥もヴァイオリン奏者で同性同名なので注意。ヤン・ターリヒはチェコ・ピルゼン生まれ。1972年チェコのヴィオラ奏者ラディスラフ・チェルニーに師事。1964年偉大な指揮者のヴァーツラフ・ターリヒの名を残すためターリヒ弦楽四重奏団を結成した。CALLIOPEにはターリヒ弦楽四重奏団としての録音を多く残す。またこの団体の第1Vnであるペトル・メシエルールはVnソナタ等の単独録音をやはりCALLIOPEに残している。CALLIOPEの室内楽部門を一手に引き受けた感があるターリヒ弦楽四重奏団だが、もし同時期のSUPRAPHONに録音したとしても、今ほどの名声を得ることはなかったと思われる。やはりフランスのレーベルであるCALLIOPEヘ録音を行ったことでターリヒ弦楽四重奏団の存在感は高まったといえる。ヴィオラはレパートリーが少ないのでペトル・メシエルールほどの単独録音はあり得ないが、それでもヴィオラのための1枚を企画している。これがそのヴィオラ・ソナタ集である。曲は全てオリジナルで編曲ではない。その為ルビンシテイン、シュターミッツ、ディッタースドルフ等のマイナー作品となったが、逆に数少ないであろうヴィオラ・ファンにはオリジナル作品に触れる数少ない機会となった。ターリヒの音はチェコの楽器らしい、ややくすんだ音色で穏やかな肌触りを感じる。ヴィオラの魅力をタップリと伝える通好みの内容となっている。
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