商品コード:1322-029[CALLIOPE] J.L.ボーマディエ(ピッコロ) / テレマン:無伴奏Flのための12の幻想曲 (ピッコロ版)
商品コード: 1322-029
商品詳細:テレマンが作曲した幻想曲には3種あり、1つは無伴奏ヴァイオリンのための12の幻想曲(TWV40:14-25)でグリュミオー等が録音している曲である。他にヴィオラ・ダ・ガンバのための12の幻想曲(TWV40:26-37)もあり録音は少ない。そして当LPに収録されたのが、無伴奏フルートのための12の幻想曲(TWV40:2-13)でこれは前記の別の幻想曲である。フルート用はランパルなど数人のフルート奏者が既に録音している。しかしこれは同じ無伴奏フルートのための12の幻想曲だが、フルートではなくピッコロ用に編曲した版でピッコロで吹いている。この楽譜にはヴァリエーションがありオーボエ用、ファゴット用なども存在する。それぞれの管楽器奏者のための練習と演奏のための編曲楽譜が出版されている。したがってピッコロによる版があっても不思議ではないのである。管楽器1本なので余程工夫して演奏しないと飽きてしまう危険がある。ここでピッコロを吹くジャン=ルイ・ボーマディエ(生まれ年不明-)はマルセイユ音楽院でジョセフ・ランパルにフルートを学び、その後パリ国立高等音楽院で名高いジャン=ピエール・ランパルに師事。フランス国立管弦楽団のピッコロソリストとして12年間演奏し、その間、セルジュ・チェリビダッケ、レナード・バーンスタイン、ロリン・マゼール、小澤征爾、カール・ベーム、ピエール・ブーレーズなどの指揮者と共演した。ピッコロのソリストとして非常に人気があり、国際的に演奏活動を行っている。これまでにCDで 20 枚以上 を録音しており、「ピッコロの黄金時代」というディスクでシャルル クロス アカデミーの国際グランプリを受賞している。ジャン=ピエール・ランパルは次のように述べた---「素晴らしいテクニックに恵まれたジャン=ルイ・ボーマディエは、その魅力的な個性と芸術性により、傑出しています。彼の演奏を聴くのは楽しいです…」---。ピッコロのパガニーニと形容されるピッコロ奏者。演奏者の少ないピッコロの第一人者としてトップを走っている。キーーがフルートのちょうど1オクターヴ高い音が出る楽器である。構造はフルートとほぼ同じで長さを半分にしたような形。フランスではローゼン/ROOZENというメーカーがあり、記載はないがROOZENの可能性が高い。初めは音の高さが気になるが慣れればボーマディエの妙技に聴き惚れることになる。
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