商品コード:1325-051p[VÉGA] N.ライゼンバーグ(pf) / ショパン:夜想曲集-1+2(全20曲)
商品コード: 1325-051p
商品詳細:ナディア・ライゼンバーグ(1904-1983)はユダヤ人の家庭にバルト3国のリトアニア・ヴィリニュス生まれの女性ピアニスト。姉のクララはテルミンの名手として有名になった。彼女はサンクトペテルブルク音楽院でレオニード・ニコラエフに師事した。十月革命の混乱により、ライゼンバーグと家族はヴィリニュスに戻り、その後ワルシャワ、ドイツを旅した。そして1922年にニューヨークに定住した。その後、フィラデルフィアのカーティス音楽院でヨーゼフ・ホフマンに師事し、ピアノ演奏の学位を取得して卒業した。コンサートピアニストとして成功した経歴を持ち、カーティス音楽院、ジュリアード音楽院、クイーンズ・カレッジ、マネス音楽大学など、いくつかの機関でピアノを教えた。ライゼンバーグの重要なコンサート活動は1940年代に行われた。彼女は特に、1939~40年シーズンに放送されたWORで演奏された(アルフレッド・ヴァレンシュタイン指揮による)モーツァルトのピアノ協奏曲全曲を網羅したコンサートシリーズで賞賛された。これらのコンサートは「ラジオの歴史を作った」といわれる。ライゼンバーグは生涯を通じて演奏活動を続け、カーネギーホールには合計22回出演した。ニューヨーク・フィルハーモニックのソリストとして出演することが多かったが、同ホールで2回のリサイタルを開催した。 1943年11月13日には作曲家の死後50周年を記念してチャイコフスキーの曲のみを演奏し、1947年11月21日には未知のレパートリーの曲を演奏した。1955年から1983年まで、ライゼンバーグはマンネス音楽学校のピアノ科に在籍した。後年、ライゼンバーグはジュリアード音楽院で教鞭をとり、レーヴェントリット・コンクールの審査員を頻繁に務めた。録音の大半がWESTMINSTERでショパンは夜想曲とマズルカ全集がある。情感溢れるノスタルジックな古いタイプのピアニスト。ハイドン、ロシア作品などを得意とした。夜想曲全集はライゼンバーグの代表作であるがプレスが少なく、出会ったら買いで間違いない秀演である。
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