商品コード:1359-015[Harmonia Mundi] S.クイケン/ バッハ:管弦楽組曲(全4曲)BWV.1066~1069
商品コード: 1359-015
商品詳細:管弦楽組曲は録音こそ多いものの、このコーナーに出る機会は多くはない。バッハの中でも正直あまり聴かれない曲ではあるまいか。しかしこれは面白い。ジャケットの絵のように当時の演奏模様を再現しようという試みだが、それだけではない。ラ・プティ・バンドの名が示すように、この古めかしく錆付いた曲に新風を吹き込んでいる。楽器の分離がよく通奏低音までがしっかりリズムを打つのが聴こえる。まったく新しい曲にさえ感じる。何故かこの番号はプレスが少なかったらしく、当社でも入荷の少ない希少タイトルでレア・デジタルの代表格である。ベルギーのフラームス=ブラバント州にあるディルベークで生まれたクイケン3兄弟。兄ヴィーラントはヴィオラ・ダ・ガンバ奏者ならびにバロック・チェロ奏者。弟バルトルトはフラウト・トラヴェルソ奏者ならびにリコーダー奏者である。ヴァイオリン奏者であるシギスヴァルト・クイケン(1944-)はブリュッセルの音楽院でヴァイオリンを学び、バロック・ヴァイオリン奏者、バロック・ヴィオラ奏者、指揮者として活動している。Harmonia Mundiレーベルへの録音の為に、1972年にグスタフ・レオンハルトらとラ・プティ・バンドを結成する。勿論3兄弟とも録音に参加している。クイケンがコンサート・マスターを務めた。楽団の名称はリュリが率いたオーケストラに由来する。レパートリーは、活動初期はバロック音楽が中心だったが、近年はハイドン、モーツァルトなどの古典派音楽まで及ぶ。完全なピリオド奏法によるバッハ:管弦楽組曲の録音はこれが最初ではないが、すっきりと見通しの良い目の覚めるような演奏である。楽器一つ一つの音が手に取るように響き、全体でも団子にならず、これまでにないクリアな演奏。モノラル派の方にもこの録音は是非お薦め!レア・デジタル!
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