商品コード:1367-043p[PAVANE] R.マム(pf) / フィールド:18の夜想曲(全曲)
商品コード: 1367-043p
商品詳細:ジョン・フィールド(1782-1837)は アイルランドの作曲家でピアニストでもあった。ショパンで有名になった夜想曲だが実はジョン・フィールドが「夜想曲」(Nocturne)の創始者としても知られる。「夜想曲」を一つの音楽ジャンルとして確立させ、フレデリック・ショパンらに影響を与えた。また、モスクワとサンクトペテルブルクに長く滞在して作曲・演奏活動を行い、後に『近代ロシア音楽の父』と呼ばれることになるミハイル・グリンカを指導するなど、ロシア音楽の発展にも大きく寄与した。1802年7月に、彼はクレメンティと共にヨーロッパを回り、パリやウィーンなど各地で名声を博した。その後、クレメンティに連れられてロシアのサンクトペテルブルクへ移り、彼は1803年6月にクレメンティが去った後も、この地に留まり演奏家として、また、ピアノの指導者としての活動を続けた。1804年に最初の交響曲を初演し、その後もロシア各地の貴族社会から熱烈に歓迎され、一時は「フィールドを知らないことは、罪悪である」とまで評されていたとされる。1821年、43歳の時にモスクワへ移り住んだ。作品もピアノ独奏曲と協奏曲。一点、室内楽があるのみ。そういった点で、この夜想曲は例外的にマイナーな作曲家ながら、古くから録音がある。ショパンのそれを上回るのではないかと思える程の充実した曲調は、万人が楽しめる曲であり、この女性の演奏も実に親近感を覚える名門の一つ。ピアノのロベール・マムはチェニジア生まれのフランス人。地元のチュニス音楽院で学び、その後パリとアントワープで研鑽を積む。以降ベルギーに定住した。ソリストとして、ベルリン交響楽団、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団、モスクワ・ソロイスツ、ブルージュ・コレギウム・インストゥルメンタル管弦楽団、リール・フィルハーモニー管弦楽団など、数々の名門オーケストラやアンサンブルと共演した。ブリュッセル王立音楽院で教鞭を執り、1995年に自ら設立したブルージュ国際マスタークラス「ムジカ・レゼルヴァータ」の芸術監督を務めている。ブリュッセルの王立劇場に度々出演している。マムの録音はショパンのノクターン(当LP)、シューマンの謝肉祭、ベルリン交響楽団とのモーツァルトの協奏曲数曲、ドヴォルザークの室内楽(シルヴィア・マルコヴィチ、アミ・フラマー(ヴァイオリニスト)、ジェラール・コセ(ヴィオラ)、ロバート・コーエン(チェロ)と共演)などがある。チマローザの楽曲の録音により音楽評論誌ディアパソンから「ディアパソン・ドール」賞を受賞し、「音の詩人」と評された。フィールド:18の夜想曲の録音は数点あるが、マムの演奏はリリカルで多彩な音楽的個性を持ち、気分の移ろいを的確に表現できている素晴らしい演奏といえる。1982年プレスだが音質は非常に良い!
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