商品コード:1367-013[VSM] A.ガヴリーロフ(pf) / バッハ:フランス組曲B.812~817(全6曲)
商品コード: 1367-013
商品詳細:1984年のスロバキアでのOPUSレーベルによるデジタル録音、ピアノによるフランス組曲全曲録音、メロディアとの共同制作。どちらかと言うと、辛口の演奏かも知れない、ある意味男性的。録音史上、ピアノによるフランス組曲の録音は多くはない、そういう点で貴重。'80年代という事だが、ソロの為か音質的にはまったく問題ない。タッチは流麗で澱みがなく、音色はたっぷりの倍音がまとわり付いた膨らみのある音。バッハらしい厳しい表情も持ち併せた、なかなかの秀演だと思う。若手だが超人気!アンドレイ・ガブリーロフ(1955年モスクワ生まれ)は、1974年チャイコフスキー・コンクールで弱冠19歳の若さで優勝し、世界から注目を浴びたピアニスト。それにEMIが直ぐ様目を付け、契約。リヒテル以来の大物と踏んだようだ。1961年にモスクワの中央音楽学校でアレクサンドル・ゴリデンヴェイゼルの学生であったタチアナ・エフゲニエヴナ・ケストネルについて学ぶ。モスクワ音楽院ではレフ・ナウモフに師事し、ピアノの学習を続ける。1974年、19歳でチャイコフスキー国際コンクールで優勝。同年、ザルツブルク音楽祭でスヴャトスラフ・リヒテルの代理を務めた。優勝が彼の人生を変えた。早くから西側レーベルに録音。才能がキラキラと輝く瞬間が垣間見える。2001年以降は家族とともにスイスのルツェルンに移住している。1990年以降はDGGに移籍した。ガブリーロフは亡命することなく国外に滞在する許可を与えられた第一号のソヴィエトの芸術家になった。1985年カーネギーホールでのリサイタルデビュー後、ニューヨーク・タイムズ紙に著名な批評家ドナル・ヘナハンより「大器」と称された。1976年から1990年、EMI専属アーティストとして数多くの録音を行った。これらの録音はグラモフォン大賞(1979)、ドイツ・シャルプラッテン賞(1981)、シャルル・クロー・アカデミーのディスク大賞(1985・1986)、国際レコード批評家賞(IRCA、1985)、「世界最高のピアニスト」と評価されたシエナのキジアーナ国際音楽アカデミー賞(1989)などを受賞。1990年10月からはドイツ・グラモフォンより、ショパン、プロコフィエフ、シューベルト、バッハ、グリークなどを録音、国際的に高い評価を受けた。
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