[VÉGA] J.P.ランパル(fl) P.ピエルロ(ob) M.アラール(fg) F.プーランク(pf) / プーランク:Flソナタ, Pf・Ob・Fgトリオ
商品コード: 1296-003
商品詳細:プーランクのフルート・ソナタは印象的なメロディーを持ち、ああ、この曲か…と頷く曲の一つ。1956-7年の作、初演は1957年のストラスブール音楽祭。録音はこれが初?一方のトリオは1926年の作で、Pf、Ob、Fgという珍しい構成。共通したフランス風エスプリがあり、特にコミカルな要素も含む。Flソナタは傑作であり、且つ名演!先駆的な代表的録音でこれが決定盤!!実在感のある音が見事!フランシス・プーランク(1899 - 1963)はパリ生まれのフランス近代作曲家。「フランス6人組」の一人であり、簡潔な古典様式の優れた作品を多数残す。その作風の広さは「修道僧と悪童が同居している」と形容されるフランスでも人気の高い作曲家。初期の作品を通じて、プーランクはその高き精神と不遜さによって知られるようになる。1930年代には彼の性分により強く真剣みを帯びた側面が現れ、中でもそうした傾向が顕著な1936年以降に作曲された宗教音楽は、肩ひじ張らない作品と互い違いに発表されていった。フルート・ソナタはプーランクの代表作の一つであり、20世紀のフルート・ソナタとしては最高傑作と評される。ランパルが見逃すはずもなく、当時近現代作品の録音に意欲的だったVÉGAにてプーランク自身のピアノとの共演で録音した。メジャー・レーベルでの録音は当時、時期的に難しかったと思われる。印象的なメロディーが心地良い。B面の Pf/Ob/Fgのための三重奏曲は1926年の作品で、作曲者自身がピアノを受け持ったパリでの初演で好評を博した。以降、演奏と録音に恵まれている。評論家たちは本作が有するモーツァルト風の趣向、作曲者自身のスタイルが表れていることに言及しつつ、曲の情感の深さを賞賛した。この作品はプーランク最初の室内楽の傑作であると見做されている。プーランクは本作をマヌエル・デ・ファリャに献呈した。ラモレット、デランとプーランクは1928年にフランスのコロムビアに本作をSP録音している。その後、1957年に行われた録音では作曲者自身がピアノを弾き、ピエール・ピエルロがオーボエ、モーリス・アラールがファゴットを演奏した。この録音の評として、ウィル・クラッチフィールドは『ニューヨーク・タイムズ』紙に次のように書いている。「不運にも、この三重奏曲はよくないバランス、やたらと近いマイク位置で録音されているが、香り(大衆歌と並置されるピリッとしたモーツァルトの模倣)が立ち昇ってくる-- この録音こそプーランク自身が参加した2度目の録音であり、以降LPでの傑作録音との呼び声が高い。
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