[DGG] R.リッチ(vn) B.スミス(pf) / クライスラー:名曲集/愛の悲しみ, 愛の喜び, 美しきロスマリン, 中国の太鼓, コレッリ変奏曲, 他

[ 1297-062 ] Kreisler, Ruggiero Ricci With Brooks Smith – Liebesfreud - Liebesleid

通常価格:¥ 6,600 税込

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商品コード: 1297-062

作品名:クライスラー:名曲集/プニャーニの様式による前奏曲とアレグロ, フランクールの様式によるシチリアーノとリゴードン, ルイ13世の歌とパヴァーヌ, ベートーヴェンの主題によるロンディーノ, コレッリの主題による変奏曲, レチタティーヴォとスケルツォ・カプリース | ウィーン奇想曲, 中国の太鼓, 愛の喜び, 愛の悲しみ, 美しきロスマリン, ジプシーの女, オールド・リフレイン, カルティエの様式による狩り
演奏者:R.リッチ(vn)B.スミス(pf)
プレス国:ドイツ, Germany
レーベル:DGG
レコード番号:19 389 LPEM
M/S:モノラル, monaural
枚数・大きさ:12インチ, 30cm×1
評価/レコード:7
評価/ジャケット:A
キズ情報:
レーベルタイプ:【ドイツでのモノラル・オリジナル】---チューリップALLE内溝, ▽M33, Made in Germanyの刻印, グルーヴガード厚手, 表記されたレコード番号:LPEM 19 389, Price Code:なし, Rights Society:GEMA/BIEM, (P)1963(刻印のみ), スタンパー/マトリクス:19 389 A/19 389-3 B(ラウンド小文字スタンパー・DGG通常タイプ), DGGモノラル製造を示す19***で始まりレコード番号を含む専用マトリクス使用, 補助マトリクス(Time code):2 ℗1963 F3-5 D /2 ℗1963 G3-V D, 再補助マトリクス:なし, カッティング担当は不明, 1963年6月/1963年7月に製造されたスタンパーを使った1963年頃製造分, これより古いレーベル存在せず, 最古レーベル・最厚プレスである, 旧字体マトリクス存在せず, 日付付きTime codeマトリクスは存在せず, 更に古いマトリクス存在するか不明(A/Bはないと思われる), ステレオ存在する, RIAAカーヴである, 米DECCA音源のDGG製作プレス, 工場:Hannover旧工場(Deutsche Grammophon Gesellschaft Pressing Plant Hannover・Werk I), ドイツでのモノラル・オリジナル, original for mono in De
ジャケット:【ドイツでのモノラル・オリジナル】---両面ツヤペラ, 裏クリーム, 表記されたジャケット番号:19 389 LPEM ▽M33 Hi-Fi, 背文字:あり(黒色・白背景・上黄), (P)(C)なし, ジャケ裏年号:12/63, 当社入荷履歴上で最古の年号/存在が確認された年号:12/63(当ジャケットである), 製作:Deutsche Grammophon Gesellschaft , 印刷:不明・ドイツ製, ドイツ・モノラルでこれより古いタイプ存在せず, ジャケ裏12/63が初出と思われる, 内袋記号:12.18, ドイツでのモノラルのオリジナル, original for mono in De
トピックス:1961年9月ニューヨーク・Decca Studios・でのモノラル/ステレオ録音, 録音詳細不明, 米国DECCAが音源保有, 米国では1962年 Decca Records, Inc., によりコピーライト登録・同年米DECCA:DL 10052/DL 710052にて初リリース, 英国では1962年Brunswick:AXA 4501/SXA 4501で初リリース, ドイツでは1963年12月にDGGからモノラル:19 389 LPEM(当装丁)にて初リリース, 同年ステレオ:136 389 SLPEM(チューリップALLE内溝○○ST33レーベル・厚手盤・赤ステレオジャケット)で初リリース, ドイツ盤のステレオは未入荷, 少なくとも米国DECCAより音質は柔らかい, 尚ドイツ盤にはDGGとは別に独DECCA:SMU 1122と独CORAL:COCS 4389(再版)という番号も存在する(それぞれ製造会社が異なる), これはドイツでのモノラル・オリジナルである, 演奏:★★★★★, 音質:★★★★+

商品詳細:R.リッチの米DECCA録音。リッチは元々アメリカ生まれのヴァイオリニスト、当初モノラル期の英DECCAに録音していたが1950年代後期に米DECCAに移籍した。米DECCAに移ったことでバッハ無伴奏を始め、多くの録音を残した。全ての録音に欧州プレスが存在するわけではなく、一部の録音に欧州プレスが存在。このクライスラー作品集は英・独からも出ているが、独では2種の出口がありセゴビアのケースと同様、独DECCA(白レーベル)、SMU 1122も存在する(Telefunkenプレス)。R.リッチの特徴は何と言ってもその技巧の凄さ。その為クライスラーといっても甘口のムード曲集ではない。リッチならではの硬派らしい表現で、これら名曲を料理、辛口好みにぴったり。リッチの名盤「クレモナの栄光」はドイツでもプレスが多かったが(ステレオは希少)、クライスラー:名曲集は非常にプレスが少なかった。米DECCAに移籍してからのリッチはDECCA時代から少しスタイルが変化し、もともと情感に訴えるスタイルではなかったが移籍後には更に拍車がかかり、よりクールな表情になった。技巧には更なる磨きをかけ、ハイフェッツにも似たような変化を遂げた。リッチの父親は、息子リッチが10歳でヴァイオリニストとしてデビューする際には、「槍の名手」という語源を持つ「ルッジェーロ」というイタリア語の別名を使用し、姓もRichからRicciに変更した。「ルッジェーロ」は英語では「ロジャー」に当たるようで親しい人は息子を「ロジャー」と呼んでいた。リッチの師はルイス・パー シンガー (1887-1966)で、ウジェーヌ・イザイ(1858-1931)の弟子である。フランコ・ベルギー派の流れを汲むヴァイオリニストで、少し前にはメニューイン(1916-1999)にも教えていたほか、のちにはギラ・ブスタボ(1916-2002)、カミラ・ウィックス(1928)の師でもあった。パー シンガーの教えもあってかリッチは自身の技巧をとことん磨いたようで、米DEECA録音の大半が類まれな技巧を進化させていたようである。クライスラーといえばロマンチックに弾かれるのが通例だろう。しかしリッチは敢えてストレートでクリアーに情感を全面に出さず演奏して見せた。なかなかないスタイルであり、リッチらしさが出て「クライスラー:名曲集」となっている。ステレオも出ているがドイツ盤の入荷はない。

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